1997年のPCでの国産ゲームではもっとも話題を集めたソフトでしょう。
ゲームは高1の3月から高2のゴールデンウィークまでの期間で幼なじみや喧嘩友達や下級生(新入生)や先輩などとの恋愛(?)です。
ゲームシステムはVisualNovel第三弾ということから、サウンドノベル形式のアドベンチャーゲームです。
(何かVisualNovel(Leafの商標だし)を固有名詞にしちゃってる人いるけど、サウンドノベルの方が一般的だと思う(^^;)
ゲームをやった感想ですがほとんど感覚的には下級生と一緒という感じがしました。
また、ゲーム期間はそれほど長くはないはずなのにかなりゲームが冗長な感じがします。
これはおそらくゲームのシステムが硬直的な杉のために起こっていると思います。
せめてもう少し移動することが出来る場所が自由で、少しくらい同じ時間帯にいくつかの場所を任意に移動できるならばよいのですがそういうことが出来ないため、繰り返しゲームをやっていると飽きが出てしまいました。
セーブポイントがもっと多くできるのならこのような不満はなくなるのかもしれませんがセーブできる数が少ないためにそうも行きませんでした。
音声が入っていないというのもWindows95のゲームとしては寂しい感じがします。
シナリオについては、よくできてはいるのですがあまりにも教科書的すぎると言うか、芸がなさすぎるというか・・・とにかくだいたい話が読めてしまうものがほとんどだったのが残念でした。
何か不満点ばかりを書いてしまっていますが作品のレベルはかなり高いものであることは事実です。
しかし、そうは言っても目新しいことはほとんど無かった、むしろシステム面では他のゲームよりも遅れていると言うことは出ていると思います。
元々サウンドノベルの元(ADVの元祖)であるテキストのみのADVはそれほど絵を用意しないでもADVが出来るという簡易的なゲームシステムであることから、このゲームのように攻略対象の登場人物が多いとシステムとあっていないという印象を受けました。
得点80+