ALICEの館4・5・6(AliceSoft1997)収録作品の一つです。
ストーリーは蜘蛛のあやかしとその宿敵である僧侶の話で、ある学校に棲み着いた蜘蛛のあやかしのことを中心に描かれています。
ジャンルはサウンドノベル形式でシナリオの分岐はほとんどありません。
ストーリーはよく考えるとかなり強引であり、詳しく考えると矛盾点や設定の練り込み不足がかなり多いです。
ただ雰囲気がとにかくよく、その世界観にはまりこみやすく感じます。
また、それによりシナリオの不備がほとんど気になりません。
音楽はCD−DAによって再生されます。
シナリオに合っている音楽です。
グラフィックもゲームの雰囲気にあっています。
シナリオと音楽とグラフィックの絡み合いがゲームの雰囲気を良いものにしています。
セーブは最大3カ所まで出来ます。
数は少ない感じがしますが、シナリオがほぼ一直線なため不足することはないと思います。
また一度クリアすると好きなシナリオでプレイできるため、セーブが必要なところはあまりありません。
登場キャラクターは少ないのですが、かなり性格付けがはっきりと出ています。
全体の出来を見ると1997年のゲームではもっとも良かったゲームでした。
ただ限定発売なため、入手が困難です。
点数 90