観劇感想 '99 第3期






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評価について
☆☆☆☆☆ −−− 大満足です。その日の気分とも見事にマッチしたときに出ます。
☆☆☆☆ −−−かなり気に入ったときに出ます。胸張って友達にすすめられるレベル。
☆☆☆☆☆ −−−まぁ、及第点。それなりに満足したときに出ます。
☆☆☆☆☆ −−−普通という評価を選ぶのは嫌いなんで、不満があったらすぐ出します。
☆☆☆☆ −−−かなり不満なときに出ます。フィーリングが合わなかったら致し方ないですよね。

劇団赤鬼 番外公演 『努力しないで出世する方法』
期間 1999年8月18日(水)、19日(木)
1999年8月22日(日)
1999年8月30日(月)
会場 神戸アートビレッジセンター
アトリエ劇研
森ノ宮プラネットホール
じんのひろあき
演出 吉村シュークリーム
出演 川浪ナミヲ みききさを 土性正照 宮地亜也 市川晃次 吉田英子 下村和寿
竹内晶子 田村六助 山口弘美 小野弓 葉里桐子 吉村シュークリーム
副島新五(Theater Men's Works) 小松利昌(劇団☆世界一団)
観劇日 8月22日(日)M 座席 4列目上手寄り 客席 8割入り チケット 招待券
 劇団赤鬼番外公演 小劇場the BESTの一回目でした。小劇場作品の中から面白いというものを厳選して赤鬼が送るという企画。
 今回の「努力しないで出世する方法」は第一回目ということもあり、赤鬼にぴったりはまっていた作品を選んでいると思います。

 内容についてはまだ公演期間中にこれを書いているので詳しくは省かせていただきますが、 赤鬼だけにどこかほろっとくるものです。

 観た感想ですが、15人ほどの出演者ということで、まとまりきらないところもあり、 セリフの流れが止まってしまったところ、やや練習不足という感は否めませんでした。
 ちょっとキャラの個性が死んでしまっているというところがあったように感じます。

 しかし、赤鬼としての初めての試みとして、この企画は十分成功している思いました。
 いいものを観させてもらった、そう感じたことは間違いありません。
評者:はるお 評価:☆☆☆☆ 
観劇感想リンク はるお

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化石オートバイ #2 『50000年』
期間 1999年8月13日(金)〜15日(日) 会場 HEP HALL
作・演出 山浦徹
出演 高須浩明 縄飛ぴょん 山浦徹 銀河哲朗
観劇日 8月15日(日)M 座席 1列目下手寄り 客席 ほぼ満席 チケット 招待券含めて割り勘800円
 今回の感想ですが、まず前回の化石オートバイ、「地球最後の夜」の印象が大きすぎました。
 相変わらず4人だけでやっており、いろんなシーン展開もスムーズで、それぞれがオーバーラップする、 やってることはレベルが高いと思います。観てて、満足もいくのです。
 しかし、何かが足りない。その感が残ってしまいました。

 一番納得いかなかったのが、最後に青年が銃で探偵を撃ってしまうところ。威嚇だったとか、仲間を助けるためだからとかいう理由付けはできるのですが、 なにかマキャベリズム的なものを感じて、素直に受け入れることができませんでした。
 もっと青年が自分がなんだったのかはっきりと自覚できるというようなスマートな終わり方は無かったのかなと思います。

 生誕を表すかのような地底人が地上にでてくるシーンとの対比ととらえたり、または新たな自分の発見ととらえたり、 確かに肯定的な考え方もできなくはないのですが、何か違うのです。
 これは自分のセンスと合わなかった、そうとしか言いようがありません。

 ギャグのちりばめ度合い、シナリオのテーマすべてが微妙に自分の好みと食い違ってしまいました。
 前回の公演が大変気に入ったところだけに、次回に期待ということで評価は辛目ですが、星ふたつです。
評者:はるお 評価:☆☆   
観劇感想リンク ひろ/和田/支部長/いわもも/BASIL/一歩/由信 / はるお

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MONO 『燕のいる駅』
期間 1999年7月23日(金)〜25日(日) 会場 近鉄アート館
作・演出 土田英生
出演 水沼健 増田記子 金替康博 西野千雅子 尾方宣久 一色正春 土田英生
観劇日 7月24日(土)S 座席 最後列下手 客席 立ち見あり チケット 当日券3000円
 MONOでした、というのが最初の感想。なんか今観たいものが観れたそう思います。

 空にはぽっかりと浮かぶ雲、それは原子曇ででもあったんでしょうか?
 この雲が大きくなっていくとともに、世界が終わっていくのです・・・。

 言葉遊びが多いシナリオで半ば飽き飽きしかけたら、すっとかわされるそんなところがうまいと感じました。

 途中、つまらない漫才師のギャグが入るのですが、それが飽きてきたかなというあたりで、 すっと次の展開へ入ったかと思うと、「いい天気ですね」というキーワードが別のシーンへも続いてたりするのです。
 よく考えないとわからない部分、直感で伝わる部分とのバランスが巧妙でした。

 また、登場人物の微妙な心理描写もうまいと思いました。成り行きにまかせる人間が多い中、 唯一、せせこましい動きを見せる漫才師の若手の男や、一見のんびり構えてるように見えて実は深い悩みをかかえてるローレンコ三郎。 お互いを意識しあってるのに、ある一線をこえられない高島と戸村。
 妙なキャラクターも出てくる中、それらが不自然に思えなかったのはシナリオの妙だと思いました。

 ただ、ひとつ疑問なのが、再演とのことなんですが、初演とはキャラクター設定が食い違ってるようなんです。 そうすると、まったく別の趣を持った作品だったように思うのですが、あえてこの作品を今再演したわけはなんだったのでしょう?
 世紀末を迎えた今、何かしなくてはならないという土田さんの衝動の現われだったのでしょうか?
評者:はるお 評価:☆☆☆☆☆
観劇感想リンク ひろ/由信/はるお

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転球劇場 『ドラゴン』
期間 1999年7月23日(金)〜25日(日) 会場 AI・HALL
構成・演出 転球劇場
出演 福田転球 高木稟 橋田雄一郎
観劇日 7月24日(土)M 座席 前列2列目中央 客席 満席 チケット 当日精算2500円
 まず、上から降りてくるゴンドラ、そこに3人が乗っている。ビル掃除をしているという設定。
 そのゴンドラに乗った3人だけで芝居は続く。

 このゴンドラというのがまずびっくりした。上にシートがかぶっているから、てっきりなにか上から降ってくる設定にでもなっているのかと思ったら、 ここに3人の出演者が開演まで隠れて待っていたのだ。
 わたしは演劇を見に行くことの理由の中にびっくりさせられに行くというのがあるので、これには最初から満足の行くスタートだった。

 ただ、やはりゴンドラでビルの窓掃除をしている設定というのでは話を膨らますのは難しかったのか、途中から 冗長となる展開も多かったように思う。
 一度降りて何かしてもよかったのではなかったかと思った。
 ずっとそのシチュエーションを通すことも表現方法の一つであるが、観ていてやや飽きてしまったのは正直なところだ。 ゴンドラが少し高すぎる位置で固定されていたため、首が痛くなったというのも観ていて辛くなった原因の一つであった。

 内容は他ではできない転球劇場の色が出ており、とても満足の行くものだっただけに、 もう少しだけ観る側の立場を考えてもらえたらもっと面白い作品にしあがったのではないかと感じたのが少々残念に思う。
評者:はるお 評価:☆☆☆  
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惑星ピスタチオ 『破壊ランナー』
期間 1999年6月10日(木)〜25日(金)
1999年7月2日(金)〜11日(日)
会場 シアターアプル
シアタードラマシティ
作・演出 西田シャトナー
出演 腹筋善之助 保村大和 宇田尚純 末満健一 福岡ゆみこ 進藤則夫(劇団帰ってきたえびす)
川田陽子(劇団2年6組山田学級) 希ノボリコ(劇団☆世界一団) 坂口修一(T∀NTRYTHM)
観劇日 7月9日(金)S 座席 3列目上手 客席 空席あり チケット 招待券取引2700円
 初のドラマシティでした。まずその大きさに不安になりましたが、3列目ということで少々期待は高まっていました。

 楽日まであと2公演を残した金曜日ということもあってか、みんなもう息切れ寸前。声がかれていたのが痛々しいという感もありましたが、 かえって必死さが伝わってきて、とても熱かったと思います。切なくなる感じがすごくよかったです。
 ギャグも結構つぼにはまり、観てる方も最後まで突っ走れたと思います。

 ただ、ピスタチオを観にいったのに、他のものを観にいったという感じがしました。それだけ客演の人の色も出てたということなのでしょうが、 もっとピスタチオのメンツの見せ場が印象に残るような構成でもよかったのではないかと思います。
評者:はるお 評価:☆☆☆☆ 
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