かしめ不良検出装置
         
かしめ作業で、軸長が短いなど平常なかしめトルクが発揮出来ない場合に、それを検出して警報   を出して不良品混入を防止するものです。
 
主にブラザー機等に取付け、警報を使って良品だけ跳ね出す装置などの実績もあります。


 カシメ不良の詳細
  カシメの加工不良については従来から、カシメ軸の全長バラつきなどで回転トルクが低いものが混入
  するクレームが時々発生しています。 
  軸をロット管理し抜き取り検査して保証したとしても全数検査では無い(同一ロットで全長の公差が+−
  で合格でも)ので加工すると軸のバラつきがそのままトルクのバラつきに反映されてしまいます。
  かしめ機のストロークストッパを使用せずにカシメるとカシメ相手の形状次第では軸が傾いてしまう場合
  もあります。熟練者の目視確認では限界があります。
  
本機はカシメ機のフレーム撓みから検出するもので、ロードセンサ式(非常に高価)に比べて非常に安価です。
簡単な方法で全数検査に近い効果があります。(クレーム発生時に選別作業などのロスが減ります)
 
概略構造


半自動カシメと検出、跳ね出しが一体化された装置

カシメ加工中にカシメ圧の足りない場合は検出OKランプが点灯せず
ロータリーが旋回しないので不良品が取り除ける。


 
適用軸径 Φ3〜8 制御方式 AC100V
概略価格10〜18万取付け工事費別途