Story of Piano Tunning

ソフィアザールのピアノを何時もベストチューニングしていただいております
労を惜しまない誠実で卓越した技術の調律に全幅の信頼をよせています


始めまして調律師の荻尾貴志と申します
お問い合わせ

めまして、ピアノ調律師の荻尾貴志と申します。
ソフィアザールの遠藤さんとの出会いは5,6年前のことでしょうか。
遠藤さんはそれまでの調律師さんが治せなかったピアノの故障に
困っていました。
声楽の立花先生の紹介を受け伺って修理をしたのがきっかけでした。
ピアノという楽器は複雑で繊細で微妙な物体です。
私は最初「本当に自分でなおせるかなー」と思った事を覚えています。
何とかご意向に沿った結果を出せ見とめて頂くことが出来ました。

尾(おぎお)と言う名前は都内でも5件ほどしかない珍
しい名前です.子供の頃から何時も萩尾(はぎお)と呼ばれて素直に
「はい!」と答えていました。
私の祖父とその弟、私の父とその弟、そして父の弟の子の全てがピアノ
調律師です。故人を含めて総勢6人の調律師を出している日本では
類のない家系です。
これを読んで「すごい!」と思われた方は目が曇っています。調律しか
能がない変な奴だなと感じた貴方は大正解です。私はその本家の跡
取としての宿命を背負って今もピアノ調律に励まさせて頂いています。

アノの所有者の方は意外に調律師に遠慮勝ちに物を
言います。自分の言っていることを否定されたらどうしようとお考え
になるようですがそのような心配をする前にご自分のピアノに感じている
ストレスをそのまま調律師にぶつけるのが正しい対応のしかたです。
重いタッチの好きな方、嫌いな方、派手な音が好きな人嫌いな人、
自分のピアノですから自分の主観で「私はこのようなピアノが好き」と
言って良いのです。

は作業前に必ずこう言います「自分のピアノがもっと
こうだったら好いとか貴方がご自分のピアノに思うこと、期待することを沢
山沢山言葉にして私の頭に振り掛けてください、出来る出来ないはこち
らで考えますから」。
現実として私のような方法をとる調律師は少数派だと思います。
調律師をピアノの医者と思ってはいけません、調律師はピアノの美容師
です。ほら!美しくなれる為なら貴方も調律師にあれこれと注文を出す
勇気が出てきたでしょう?そのような注文をお待ちしています。

時間以上調律に時間を取ってもらっていますか?。
ある調律師のお話です「おれ、一日に5軒は廻っちゃうよ。」と威張って
話すこのような調律師が結構多くいます。
商売としてはうらやましい限りです、、、(とほほの心境です)。
売上は私の倍以上、乾燥剤も強制的に入れちゃってくれる便利な調
律師です。
御客さんには「ピアノの寿命はと問われれば15年から20年と答えてお
きボチボチ支障が
出始めると直すより買った方が安い」と買い替えを勧めます、新品が買
えるほどの高額修理代が必要なはずのそのピアノはただで引き取られて
行き何故か格安中古ピアノに姿を変えて再登場するのです。

く聞く話ですが「エ!以前の調律師さん1時間ぐらいだった
わよ?!」とは本当によく聞く台詞です。
私の場合は音の調律に1時間半その他のケアに30分から1時間は掛
かると考え仕事をしています。鍵盤を全部外して中のメカニックも外して
虫食い錆び等の点検をして部品の劣化を遅らせる工夫を施し最後に
掃除をして仕上げます修理はなるべく先送り出来る様、安易にピアノの
買い替えをしないで済む様にここまでのピアノ調律の作業を自分自身に
義務付けています。ここまでやっている自分はもしかするとオオ馬鹿者か
もしれません。でもそれを理解してくれるお客さんがいる限り「今日もがん
ばろう」と思うのです、最後になりますが「ピアノを長持ちさせること」は調
律師にとってのかけがえのないプライドなのです。



フィアザールからの 二言(独り言)です。 ピアノ調律とはメビウスの環のような終わりのない平均率に縛られた摩訶 不思議な,少し大げさに言わせて頂くと秘技!?一般的にはピアノ調律 と一言で呼んでいる一連の作業ですが、その正体不明な儀式のようです。 良く出来ていて当たり前で中々評価が見えにくい(音ですから見えません) それでいて環境(演奏者、観客、天候等)がぴたりとそろった時のソフィアザ ール・サロンでの演奏会は怖いほどの緊張感で全ての情報が欠落の殆ど ないダイレクトな音楽として聴衆に届きます。その瞬間は何事にも代えられ ない正に黄金の時、至福の時等,形容詞がいくつあっても足りません、そ のような音楽体験を幾つも荻尾さんにはピアノ調律を通して提供して頂い ています.まさに日本一と(心の中では喝采しています)言いたいのですが 荻尾さんおだてると木に登りそうで降りてこられなくなると困りますので声に は出さなでいます。 フィアザールのピアノ は25年前のヤマハの2本ペダルのG3です。 しかし音色が気に入って長く使い続けてきましたが、酷使がたたり満身創痍 の状態でした、それでも最近のコストに縛られ過ぎた余裕のないピアノにはな かなか買い替えに踏み切れません(他の練習用のピアノは買い替えていましたが) ソフィアザールの演奏会用ピアノだけは取り替える気になれませんそれほど気に 入っていました。 そのような折に、30年近く伴奏をさせて頂いているソプラノの立花弘子先生の 紹介で調律師の荻尾さんに来てもらうことが出来ました。 半ば諦めて買い換えなければいけないと覚悟していたところに荻尾さんの自身 満万の「やってみましょう!」の一言。 海原に1本の藁の様でしたが(失礼その時の素直な気持ちです)思いがけずに (またまた失礼しました)無事復活させて頂きました。 今もソフィアザールで沢山のピアニストの方々に弾き続けて頂いています。 追記 2003年8月よりYAMAHA/C5に交換しました、音色的にも今までのG3の延長 線上にあり低域の分解能とダイナミックレンジの改善が感じられますホールサイズから は適正なサイズと思われます。 以前のG3は練習用に使い続けています、ヤマハらしからぬ(失礼)ブリリアントな音色です。

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