今日の聖句7月22日(木) 来たれ。私たちは伏し拝み、ひれ伏そう。私たちを造られた方、主の御前に、ひ ざまずこう。 詩篇95:6 彼らは大声で言った。「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れ と、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。」 黙示録5:12 ***************************** ヨハネの福音書19章25節26節27節 兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と 母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。イエスは、 母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの 息子がいます。」と言われた。それからその弟子に「そこに、あなたの母がいま す。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。 「神の家族」 イエス様を磔(ハリツケ)にしながら、イエス様の着物を分け合うという、4人の 兵士のいかにもさもしい姿が描かれた後、対照的に十字架上のイエス様を気遣っ て十字架の下にたたずむ4人の女性と愛する弟子がいたことが記されています。 愛する弟子という表現は聖書全巻を通してここにだけ書かれているめずらしいこ とばです。 その4人はイエス様の母である聖母マリヤ、その姉妹であり、愛弟子ヨハネの母 であるサロメ、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤです。イエス様とヨハネ は母親が姉妹という関係のいとこ同士だったのです。ヨハネはこの福音書の中で 一度も自分の名前を明かしていませんし、自分の母親の名前も明かしていません。 しかし、関連記事からそれが判明しているのです。 イエス様の兄弟たちもいたわけですが、この時点ではまだ、イエス・キリストへ の信仰には入っていませんでした。それで昇天後、母マリヤが自分の妹サロメと その子ヨハネと一緒に暮らすようにと配慮の声を掛けられたのです。ヨハネはこ の日から聖母マリヤを自宅に引き取り、子として仕えました。 十字架上で苦しみを耐えているイエス様を愛し、憂えている4人の女性たちは愛 弟子ヨハネを中心にする新しい生活に入りました。イエス様によってこのような 信仰による交わり、愛と信仰の共同体が造られたのです。十字架上のイエス・キ リストを仰ぎ見、痛み苦しみを思いつつ営まれる愛と信仰の共同体は、今や全世 界に拡大し、神の家族、キリストの身体として神様の栄光を現しています。 祝福を祈ります。