今日の聖句６月２２日(火)

私のたましいは、あなたの救いを慕って絶え入るばかりです。私はあなたのみことば
を待ち望んでいます。
詩篇119:81

あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何で
もあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがか
なえられます。
ヨハネ15:7

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ヨハネの福音書１３章２６節２７節

イエスは答えられた。「それはわたしがパン切れを浸して与える者です。」それから
イエスは、パン切れを浸し、取って、イスカリオテ・シモンの子ユダにお与えになっ
た。彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼に入った。そこで、イエスは彼
に言われた。「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」

「サタンが彼に入った」

受難前の過越祭りの正餐の場面です。食事が始まってからイエス様は、弟子達の足を
一人一人洗って再び食事の席に着きました。イエス様の右にこの福音書の著者である
ヨハネが座り、左側にはイスカリオテ・ユダが着席しています。ユダは破格のもてな
しを受ける正客として接待されている様子が伺われます。

ユダはイエス様の弟子群に加えられ、使徒にまで任命されていますが、その心はイエ
ス様になじまず、イエス様に近づけず、一歩引いたところから一行について旅をして
いました。イエス様は会計事務のできる都会の好青年の心を解すために会計職を与え
ました。イエス様から特別に目をかけられていたユダでした。

しかし、ユダは継続的に頑固にイエス様の愛をはねつけ、笑顔を見せず、何かあれは
使徒仲間であっても、相手が女性の弟子であっても、他人を攻撃し、批判を繰り返し
ていました。財布の中のお金にも手をつけ「穴」をあけていました。何とかして穴埋
めしなければならないというきに、当局から一斉手配が出ました。売り渡せば金にな
る、よし、やろう、とユダは考えました。イエス様がお尋ね者になったのです。

そんな心でいたとき、イエス様から、パンを与えられ、ユダの心は悪魔と罪に同意し
てしまいました。「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい」という声に
後押しされて、祭司長や兵士たちを呼びに出て行ったのです。頑固になって神の愛と
人の情けをはねつけ、敵意を心の中で弄ぶ人間の末路にユダも落ちていきました。

祝福を祈ります。