今日の聖句6月15日(火) モーセが手を海の上に差し伸ばすと、主は一晩中強い東風で海を退かせ、海を陸地 とされた。 出エジプト14:21 信仰によって、彼らは、かわいた陸地を行くのと同様に紅海を渡りました。 ヘブル11:29 ***************************** ヨハネの福音書11章50節51節52節 「ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにと って得策だということも、考えに入れていない。」ところで、このことは彼が自分 から言ったのではなくて、その年の大祭司であったので、イエスが国民のために死 のうとしておられること、また、ただ国民のためだけでなく、散らされている神の 子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられることを、預言したのである。 「イエス様の死の意味」 カギ括弧の中の言葉はこの時の大祭司カヤパの言葉です。それ以降の言葉はこの福 音書記者ヨハネの解説です。カヤパはイエス様一人を殺してユダヤ人全員が助かる 方が良い、その方が得策だと言っていますが、ヨハネは、カヤパは自分では知らず に神様のご計画であるイエス様の死の意味を予言したのだと言っています。 イエス様の死の意味の第一は、一人の人、イエス・キリストが民に代わって死ぬと いうこと。そのことによって国民全体が滅びない。イエス・キリストの死は身代わ りの死であるということ。罪人が裁かれるべきところ、聖い神が処刑されたこと。 これが第一の真理です。 第二の点は、イエス・キリスト一人の死によって「ただ国民のためだけでなく、散 らされている神の子たち」を救うことが目的です。選民も異邦人も世界各地に散ら されている神の子たちを一つに集めるためにイエス様は死んだのです。ユダヤ人だ けでなく異邦人を救う。これが第二の真理です。 そして三番目の意味は、「一つに集めるためにも死のうとしておられる」という点 です。一人一人の個人を死から救うというだけでなく、救われた人々を一つに集め る。イエス・キリストの死には「クリスチャンを一つの共同体にする」という意味 と目的がある。これが第三の真理です。ヨハネはそのようにキリストの死の意味を 解説しています。 祝福を祈ります。