今日の聖句５月５日(水)

私をいやしてください。主よ。そうすれば、私はいえましょう。
私をお救いください。そうすれば、私は救われます。
エレミヤ17:14

「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。
わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」
マルコ2:17

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ヨハネの福音書４章５３節５４節

それで父親は、イエスが「あなたの息子は直っている。」と言われた時刻と同
じであることを知った。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。イエスはユ
ダヤを去ってガリラヤにはいられてから、またこのことを第二のしるしとして
行なわれたのである。

「第二のしるし」

この王室の役人の息子が癒された奇跡の記事は、クリスチャンの信仰の成長の
過程を教えているみことばとして語りつげられています。この役人の信仰の第
一段階は、人間であるイエス様の能力に頼る信仰です。何が何でもイエス様を
自宅の息子のところへ連れて行こうとしています。生きているうちに助けなけ
ればならない、死んでからでは遅いと言う考えです。

第二段階はそういう役人がイエス様から「あなたがたは、しるしと不思議を見
ないかぎり、決して信じない。」と手厳しい指導を受けた後、「帰って行きな
さい。あなたの息子は直っています。その人はイエスが言われたことばを信じ
て、帰途についた。」とあるように、「みことばへの信仰」に成長します。

第三段階は「それで父親は、イエスがあなたの息子は直っている。と言われた
時刻と同じであることを知った。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。」
という記事に表されています。人を生かす神、全能者、創造者、父なる神への
無条件の信仰です。息子が癒された時刻が「帰って行きなさい。」と言われた
時刻とが同刻だったことが決め手になったのです。

著者ヨハネはこの福音書で、いのちの君であるイエス様、人を新しく生まれ変
わらせるイエス様、罪の中に死んでいた人を神様の前に再起させるイエス様を
明瞭に描き出しています。この「第二のしるし」物語も王室の役人が信仰成長
の階段を上りながら遂に「愛と恵みの神＝イエス・キリスト」に出会い、家族
と一緒に信仰を表明する様子を書いています。

祝福を祈ります。