今日の聖句 3月10日(木) 帰って来てください。主よ。いつまでこのようなのですか。あなたのしもべらを、 あわれんでください。 詩篇90:13 イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急 いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」 ルカ19:5 ***************************** テサロニケ人への第一の手紙4章3節〜6節 神のみこころは、あなたがたが聖くなることです。あなたがたが不品行を避け、 各自わきまえて、自分のからだを、聖く、また尊く保ち、神を知らない異邦人のよ うに情欲におぼれず、また、このようなことで、兄弟を踏みつけたり、欺いたりし ないことです。 「聖潔を得させるため」 神に喜ばれる生き方としてパウロはいくつかの具体的な事例をあげています。「聖 く、また尊く保ち」と語り、情欲に溺れて性的な問題を起こさないように、それぞ れ伴侶に対して誠実であるようにと勧めています。それを拒むものは神を拒むこと になるのだとも語っています。 また、9節から12節で兄弟愛をもって互いに愛し合い、尊敬しあうようにと勧め ていますが、テサロニケの人たちはこの件については問題はなかったようです。さ らに、落ち着いた生活、自分の仕事に励むこと、自分の手で働くように、他の人に 迷惑をかけないようにと勧めが続いています。 パウロ自身がそうであったように、自分の生活を律し、自分で働きながら、同時に 他人への配慮をもって生きるという姿勢が高く評価されています。初期のエルサレ ム教会の中にあったお金持ちが教会に献金をもってきて、貧しい人たちがそれを分 配して受け取るという形だけでは、間に合わなくなっている実情がわかるような文 章です。 基本的には、自立的に生きるように、もちろん兄弟愛の範囲で支援的ではあっても、 できるだけ自分で生きる道を確保するようにという勧めになっています。勤労が奨 励されています。しかし、現実的には働くことのできない人たちも存在します。そ ういう人たちに対して兄弟愛をもって接する姿勢も忘れてはならないのだと思いま す。 祝福を祈ります。