今日の聖句 1月16日(日) あなたがたの神、主を試みてはならない。 申命記6:16 神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすること になります。 ガラテヤ6:7 ************************************* ガラテヤ人への手紙2章6節7節 神は人を分け隔てなさいません。そのおもだった人たちは、私に対して、何もつけ 加えることをしませんでした。それどころか、ペテロが割礼を受けた者への福音を ゆだねられているように、私が割礼を受けない者への福音をゆだねられていること を理解してくれました。 「恵みと信仰」 パウロがエルサレムの使徒たちに会いに行ったのは、信仰をもってから3年後、次 にエルサレムに出かけたのはそれから14年後でした。この14年後のエルサレム 滞在は、使徒の働き15章に出てくるエルサレム会議のためでした。ガラテヤ人へ の手紙2章のエルサレム訪問はこの会議のことだと言われています。 ユダヤ教の教えや伝統に触れたことのない人たちが救われるためには「割礼」とい う儀式を通過しなければダメだと訴えていたユダヤ教的な背景を強く持った指導者 たちがおり、パウロはそれに真っ向から反対していました。 割礼を受けさせ、モーセの律法を順守しなければ救いは届かないとすれば恵みでは なくなってしまいます。エルサレム会議では、神の救いと愛を受け取るのは恵みに より信仰によってであり、決して人間的な儀式や努力によるのではないということ が決議されたのです。 恵みによって救われるのだという教えは、エルサレムの教会の指導者たちが承認し ていることでもあるのだとパウロはここで力説しています。恵みとは「受け取る資 格のないのに、無償で提供されている愛、善意、祝福」です。私たちは神の恵みの 対象とされているのです。 祝福を祈ります。