今日の聖句 1月29日(土) あなたは、海のとどろき、その大波のとどろき、また国々の民の騒ぎを静められま す。 詩篇65:7 人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエス にあって守ってくれます。 ピリピ4:7 ***************************** エペソ人への手紙1章1節2節 神のみこころによるキリスト・イエスの使徒パウロから、キリスト・イエスにある 忠実なエペソの聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと 平安があなたがたの上にありますように。 「パウロとエペソ」 今日からエペソ人への手紙を一緒に読んでいきたいと思います。この手紙の著者パ ウロにとってエペソの町とそこの人たちは特別な存在だったと思います。というの も、彼は第二次、第三次宣教旅行の際、エフェソに滞在したのですが、第三次宣教 旅行の際に、最初ユダヤ教の会堂で3ヶ月間、そのあとはツラノという人が持って いた講堂で2年間毎日神学講座を開催したのです。 そして大勢の人がイエス・キリストの福音に接することになりました。信者が大勢 起こり、まさにすごい勢いをもって福音が拡大していきました。宣教センターのよ うな働きになっていったのです。パウロの愛弟子たちが育った町がエぺソだったで す。 また、エペソ在住でアルテミス神殿の模型を作って商売をしていた銀細工人のデメ テリオという人が、この福音の教えによって自分たちの商売が大打撃を受け、妨害 されているように感じて仲間とともに騒ぎ出し、パウロと仲間を「女王アルテミス」 を冒とくしていると訴えて、町中が大混乱に巻き込まれるという事件が起こったこ ともありました。これらのことは使徒19章に記録されています。 第三次宣教旅行の終わりには、わざわざエフェソから長老たちをミレトに招いて有 名な別れの説教をしています。使徒20章に記録があります。この手紙が書かれたの は、パウロがローマで入獄中の61年頃ではないかと言われています。牢の中から、 パウロは自分が教え、導いてきた聖徒たちに向かってこの手紙を書いています。 祝福を祈ります。