今日の聖句 1月10日(月) 地上のすべての国々の民が、主こそ神であり、ほかに神はないことを知るようにな るためです。 1列王記8:60 それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもの のすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である。」と 告白して、父なる神がほめたたえられるためです。 ピリピ2:10-11 ***************************** コリント人への手紙第二12章14節15節 今、私はあなたがたのところに行こうとして、三度目の用意ができています。しか し、あなたがたに負担はかけません。私が求めているのは、あなたがたの持ち物で はなく、あなたがた自身だからです。子は親のためにたくわえる必要はなく、親が 子のためにたくわえるべきです。ですから、私はあなg)4たがたのたましいのため には、大いに喜んで財を費やし、また私自身をさえ使い尽くしましょう。私があな たがたを愛すれば愛するほど、私はいよいよ愛されなくなるのでしょうか。 「親の愛で」 パウロがコリントの教会で無報酬で働いていたことへの批判がありました。マケド ニヤからの援助は受けていたのにコリントでは無報酬で働いていたからで、コリン ト教会を愛していないから報酬を拒むのだと言われていたのです。また、「彼は無 報酬を装っているけれど、エルサレムの信徒のための募金を着服している」という 中傷も受けています。   パウロが無報酬で働いていた理由は全部が明らかになってはいませんが、ひとつに は、偽使徒たちが「報酬はパウロでも受けている」と言って、パウロのせいにして いる矛盾を明らかにするためでした。さらに、この章では、無報酬で働く新たな根 拠が示されています。 それは、自分がコリントの教会の信徒たちの「親」であり、親が子どものために喜 んで自分の持ち物を使い、自分を使い果たすのと同じ心で愛しているからこそ、無 報酬に徹しているのだというものです。ここに、パウロのコリントの人たちへの心 遣いが表明されています。 パウロの心からの求め「わたしが求めているのは、あなたがたの持ち物ではなく、 あなたがた自身だからです。」という思いは、無報酬で働くということによってだ けでは通じなかったようです。パウロとすれば良かれと思ってしていたことなので すが、人間関係の複雑さ、難しさを感じます。 祝福を祈ります。