今日の聖句 1月 9日(日) 主よ。朝明けに、私の声を聞いてください。朝明けに、私はあなたのために備えを し、見張りをいたします。 詩篇5:3 しかし、百人隊長は答えて言った。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資 格は、私にはありません。ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、 私のしもべは直りますから。 マタイ8:8 ***************************** コリント人への手紙第二12章9節 しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力 は、弱さのうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私 は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょ う。 「遜らせるため」 肉体に受けたトゲの意味を語られた主の言葉です。「わたしの恵みは、あなたに十 分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」 という言葉です。神の力は、まさにパウロが最も弱さを感じている時にこそ、十分 に発揮されるのだというメッセージが示されたのです。 人は自分が一番高揚し、一番うまくやったとき、神の助けを感じたり、神の力を受 けたと表現しやすいのかもしれませんが、パウロに示された内容はその逆でした。 一番弱い時、一番つらい時こそ、主の力が発揮される時なのだというのです。そこ には、人間的な自慢やうぬぼれの入り込む余地はありません。 自分が弱い時にこそ、神の力が一番発揮される時だという自覚こそ、パウロを常に 謙遜にさせ、苦難を通過させる力になった啓示なのです。私たちは、自分の弱さを 受け入れることができるようになり、主の力の必要が分かり、主の力がまさに弱さ の中でこそ力を発揮するという出来事を経験しながら成長していくのかもしれませ ん。 その経験は、主に信頼して生きる人すべてに共通している実際的な教訓であり、信 仰体験なのだと思います。私達にも自分で考えて理解できない苦難がありますが、 「神様が私を謙遜な人間にするためにこういう経験をさせていてくださる。」と考 えられたらいいですね。 祝福を祈ります。