今日の聖句 1月 4日(火) わたしは失われたものを捜し、迷い出たものを連れ戻し、傷ついたものを包み、病 気のものを力づける。 エゼキエル34:16 主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さ のうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私は、キリ ストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。 2コリント12:9 ***************************** コリント人への手紙第二10章12節13節 私たちは、自己推薦をしているような人たちの中のだれかと自分を同列に置いたり、 比較したりしようなどとは思いません。しかし、彼らが自分たちの間で自分を量っ たり、比較したりしているのは、知恵のないことなのです。私たちは、限度を越え て誇りはしません。私たちがあなたがたのところまで行くのも、神が私たちに量っ て割り当ててくださった限度内で行くのです。 「限度=身の程を知る」 7節から13節の行で、うわべだけで人を評価してしまう危険性や自己推薦、ある いは自信過剰な人たちの愚かさが語られています。パウロの手紙を読んで「手紙で は重々しく力強いけれど、会ってみると弱弱しく、話もつまらない」と言っている 人があったようです。パウロはコリントの人たちが必要以上に、人への評価や人か らの評価を気にしていることを警告しています。。 自分の限度を知り、神が与えてくださった役割の範囲内で誇るだけで十分なのだと パウロは理解しています。限度を超えて自分を過大評価したり、思いあがって相手 をけなしたり、その人に神様が与えてくださった役割を軽視してしまう傾向がある と、その人がどんなに愛をこめて「こうしたほうが良いですよ」「これは危険なこ とだから止めたほうがいいですよ」と言ってくれても聞く耳を持てなくなってしま うのです。 そこには健全な成長も大人としての交わりも生まれません。「あんな人の言うこと など聞かないほうが良いですよ」と言いふらすことも、「私がなんでもやってあげ ましょう、私はきっとあなたの役に立つことだけしか考えていませんから」と自己 推薦することも、どこかに「嘘や思い込み」があって、警戒が必要です。 相手を悪く言う根拠は、その人の勝手な思い込みという場合もあるし、相手のため にいくら思ってあげても、それが相手にとって最善かどうかわからない、かえって 迷惑かもしれないことが多いからです。健全な人間関係を構築する上で、限度を超 えない、身の程を知るということがとても大事なようです。 祝福を祈ります。