今日の聖句11月20日(土) 私のたましいよ。おまえの全きいこいに戻れ。主はおまえに、良くしてくださった からだ。 詩篇116:7 どうか、主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐とを持たせてくだ さいますように。 2テサロニケ3:5 ***************************** コリント人への手紙第一16章21節〜24節 パウロが、自分の手であいさつを書きます。主を愛さない者はだれでも、のろわれ よ。主よ、来てください。主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。 私の愛は、キリスト・イエスにあって、あなたがたすべての者とともにあります。 アーメン。 「アナテマ、マラナ・タ」 パウロはこの手紙を書記に代筆してもらっています。代筆といっても、パウロが言 葉を言い、それを筆記してもらっているわけです。それで、最後の挨拶と署名の部 分をパウロが自分で書いているのです。パウロは目が悪かったといわれています。 ローマ人への手紙もそういう形式をとって書かれました。 「主を愛さない者はだれでも、のろわれよ」という言葉は[アナテマ]です。激しい 言葉ですが、パウロの感情がむき出しになっていてこの手紙にかけるパウロの気持 ちが伝わってきます。「主よ、来てください。」は[マラナ・タ]です。これは、当 時教会で使われていた挨拶の言葉で、キリストの再臨を期待する言葉です。 「アナテマとマラナ・タ」は合い言葉のように初代教会で言い交わされていたよう です。[イクソス]という魚のマークも教会を迫害するものが、教会に忍び込まない ように、無言でお互いを指先の動作で確認し合うために使われていたらしいです。 最後の2節は、祝祷です。でも、パウロはキリストの恵みを祈った後で、今までの すべての手紙の内容が愛を土台にしたものであることを強調して、私の愛が、あな たがた一同とともにあるようにと書いているのようです。 祝福を祈ります。