今日の聖句11月7日(日) 主に向かって新しい歌を歌え、その栄誉を地の果てから。 イザヤ42:10 あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる 人がいますか。その人は賛美しなさい。 ヤコブ5:13 ***************************** コリント人への手紙第一15章24節25節 そのとき、キリストはすべての支配、すべての権威や勢力を滅ぼし、父である神に 国を引き渡されます。キリストはすべての敵を御自分の足の下に置くまで、国を支 配されることになっているからです。最後の敵として、死が滅ぼされます。 「死を滅ぼした復活」 今の世界が終結し、新しい世界に生まれ変わるというのがパウロの理解です。そし て、そこにおいては、もはや「死」は完全になくなってしまうのです。死が完全に 滅ぼされたとき、神がまさに主権者であることが明確になり、新しい世界を造るた めのイエス様の役割が完了します。 神さまは、主権者なのですが、死の存在や人間の極めて身勝手な支配や権威の存在 は、その主権に反抗し、反発しているようなものとしてパウロは理解しています。 それらのものを一切排除し、神に完全な支配権を戻すためにキリストが来てくださ り、死と復活の出来事で、まず、死の力を粉砕したのだとパウロは説明しているの です。 神は人間を死なないようにできないのか、神は今の不条理な世界を放置しておくの か、という質問に対するパウロの回答でもあります。キリストが死を粉砕し、やが て裁きの執行者として、すべての不条理を裁くために時を定めているのです。 そして、やがてその日が来て、死も社会の不条理も清算されることになり、神が圧 倒的な主権者であることがわかるはずだとパウロは語るのです。前向きなパウロの 回答を、私たちはどう受け取れるのでしょう。「イエイ、期待しています」という 感じですね。 祝福を祈ります。