今日の聖句11月4日(木) 砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。 詩篇 51:17 また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれまし た。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ば れたのです。 これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。 1コリント 1:28 -29 *************************** コリント人への手紙第一15章9節10節 私は使徒の中では最も小さい者であって、使徒と呼ばれる価値のない者 です。なぜなら、私は神の教会を迫害したからです。 ところが、神の恵み によって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは、 むだにはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。しか し、それは私ではなく、私にある神の恵みです。 「神の恵み」 パウロの自己紹介が書かれています。自分は教会の迫害者であり、本来、 使徒などと呼ばれる値打ちのない者だけれど、神の恵みによって立てあげ られてきたのだと告白しています。これは、まさにパウロの実感であり、パウ ロの実体験です。 「恵み」とは、善行の報酬としていただくものではなく、神からの一方的な賜 物として与えられる神の善意、いつくしみ、祝福です。自分の働きの原動力 は、「神の恵み」であり、自分の人生の土台は「神の恵み」だとしてます。 「神の恵みによって、今の私になりました。」と、パウロは断言しています。 ここに、謙遜なパウロを見ることができます。卑屈にならず、冷静な判断をし ながら、今の自分があるのはまさに「神の恵み」によるなぁと告白できる心は とても麗しいものだと思います。 私は、いろいろな仕事をしてきましたが、牧師的な使命感や生き方は変わっ ていないことに最近気がつきました。説教者、牧師と呼ばれ、その役目をか ろうじて果たしつつ、すでに35年も経ちました。これはただ、神の恵みがあ るからこそ、継続させていただけていることなのだと思います。 祝福を祈ります。