今日の聖句10月31日(日) 主に自分のはかりごとを深く隠す者たち。彼らはやみの中で事を行ない、そして言 う。「だれが、私たちを見ていよう。だれが、私たちを知っていよう。」と。 イザヤ29:15 兄弟たち。あなたがたの中では、だれも悪い不信仰の心になって生ける神から離れ る者がないように気をつけなさい。 ヘブル3:12 ***************************** コリント人への手紙第一14章27節28節29節 もし異言を話すのならば、ふたりか、多くても三人で順番に話すべきで、ひとりは 解き明かしをしなさい。もし解き明かす者がだれもいなければ、教会ではだまって いなさい。自分だけで、神に向かって話しなさい。預言する者も、ふたりか三人が 話し、ほかの者はそれを吟味しなさい。もしも座席に着いている別の人に黙示が与 えられたら、先の人は黙りなさい。 「順番に話す」 異言と預言の賜物についての議論が続いています。パウロは教会における賜物の行 使は、聞く人が立てあげられ、徳を高められるためになされるべきだと考えていま す。ここでは異言と預言ということについて語られていますが、その他の賜物だと しても、同じ意識で行使されるべきなのだと思います。 それによって、自分が褒められたり、誇ったりするためではなく、他者が励まされ、 慰められ、立てあげられるためにこそ賜物は存在しているようです。それこそが教 会における大切な秩序なのです。「14:33 神が混乱の神ではなく、平和の神だから です。」とパウロはこの議論をまとめています。 目立つことが評価され、能力の優劣が評価の基準となるのは社会では当然のように なされていますが、教会は違うはずなのです。他の人の祝福を願いつつ賜物を行使 し、黙ることも、譲ることもとても大切な要素です。能力というより、人格的な立 て上げが大事にされているのです。 祝福を祈ります。