今日の聖句10月30日(土) 正しい者の望みは喜びであり、悪者の期待は消えうせる。 箴言10:28 彼はナタナエルを見つけて言った。「私たちは、モーセが律法の中に書き、預言 者たちも書いている方に会いました。ナザレの人で、ヨセフの子イエスです。」 ヨハネ1:45 ***************************** コリント人への手紙第一14章18節19節 私は、あなたがたのだれよりも多くの異言を話すことを神に感謝していますが、 教会では、異言で一万語話すよりは、ほかの人を教えるために、私の知性を用い て五つのことばを話したいのです。 「教会内での異言」 パウロは教会内での「異言」の問題について、丁寧に、説明を続けています。自 分の語っている言葉を自分で理解も判別もできない「異言」という出来事は、そ れがどんなに長く継続しても、それは教会の益とはならず、むしろ、教会にやっ てきた信仰の浅い人や信者でない人たちにとっては「つまづき」になる可能性が あるのだとパウロは言います。 しかし、「預言」の賜物が行使され、神に託されたメッセージを含む言葉が理解 可能な形で提示されたら、人々は悔い改めたり、礼拝の心が起こったりするよう になるだろうと語っています。 異言そのものについてパウロは否定していないのですが、教会においては、理性 で判別できる「教え」こそ重要なものだというのがこの段落の結論です。そこに 集まる人たちの「つまずき」となるものを置かず、悔い改めや礼拝の心が培われ るような状況をしっかり維持する努力をコリントの人たちに求めているのです。 いったい、誰のことを考えながら、このプログラムが実行されているのか、それ は人を立てあげるためのものになっているか、それとも霊的な優越感を見せびら かすだけのものなのか、そういう吟味をパウロは大切にすべきだと教えているの です。 祝福を祈ります。