今日の聖句10月2日(土) 神のなさることはみな永遠に変わらないことを。それに何かをつけ加えること も、それから何かを取り去ることもできない。 伝道者 3:14 御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。 コロサイ1:17 ***************************** コリント人への手紙第一9章18節19節 私にどんな報いがあるのでしょう。それは、福音を宣べ伝えるときに報酬を求 めないで与え、福音の働きによって持つ自分の権利を十分に用いないことなの です。私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべ ての人の奴隷となりました。 「キリストのしもべ」 パウロは「福音を伝えるために生きるように」という使命をいただいて以来、天 からの啓示に背くことなく、積極的に、その使命を遂行していきます。パウロが 好き勝手に、この福音を宣べ伝える道を選んだのではなく、神に捕まえられて、 その道へと追いやられたような感覚かもしれません。 パウロは福音宣教を神から委ねられたのです。それを果たすことこそ、彼の使命 であり、それを怠けることは彼の恥になりました。神様からいただいた使命とし て福音を宣教し、世界を救うキリストの手足として、自分の生活は自分で稼ぎ出 しながら、「キリストのしもべ」として謙遜な態度で仕えることがパウロの生き 方でした。 自分を犠牲にしてでも、神から託された務めを果たすことがパウロの発想のすべ てでした。説教をして、報酬を得るとか得ないとか、それはパウロにとっては問 題外だったのです。 それよりも、それを聞いてくれる人がいて、その人が救い主に立ち返ることのほ うが重要なことだったのです。パウロは、いわゆる家庭人ではあり得ませんでし た。牧師の家庭が保たれているのは、ただただ神の憐れみによります。 祝福を祈ります。