今日の聖句10月1日(金) あなたの神、主が、あなたを道に進ませたとき、あなたは主を捨てたので、この ことがあなたに起こるのではないか。 エレミヤ2:17 御子を信じる者は永遠のいのちを持つが、御子に聞き従わない者は、いのちを見 ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。 ヨハネ3:36 ***************************** コリント人への手紙第一9章13節14節15節 あなたがたは、宮に奉仕している者が宮の物を食べ、祭壇に仕える者が祭壇の物 にあずかることを知らないのですか。同じように、主も、福音を宣べ伝える者が、 福音の働きから生活のささえを得るように定めておられます。しかし、私はこれ らの権利を一つも用いませんでした。 「パウロの生き方」 パウロは、なお徹底して、働いたものがその報酬を得ることの正当性を語り、宣 教者たちがその宣教の働きから生活の資金を得ることの正当性を教えています。 しかし、パウロはあえて、その権利を用いることをしませんでした。 それは、やましいことがあるからではなく、福音を宣べ伝えることを使命として 生きるパウロの自発的な決意によるものでした。生活の資を得るために福音を語 るのではなく、報酬がなくても、まっすぐに福音を語ろうと、教会からの金銭的 な援助を最初から期待しなかったのです。 それこそがパウロの使命であり、誇りでもありました。彼は生活のためには、テ ントを造る仕事をしました。牢の中ではクリスチャンたちからの贈り物を受け取 っていますが、基本的な姿勢は自分で働いて生活の資金を得るという生き方であ り、教会からの資金をあてにしないというものでした。 パウロは「自分の罪と神の裁きは逃れられない」いう問題でほとほと苦しみまし た。しかし、キリストは一方的な愛でパウロを愛し、十字架の死と復活をもって 赦した上、異邦人への福音の宣教者として立てたのです。そのパウロの生き方が ここに述べられているのです。 祝福を祈ります。