今日の聖句9月30日(木) 私のたましいを、牢獄から連れ出し、私があなたの御名に感謝するように してください。 詩篇142:7 あなたがたは、自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由 を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい。 ガラテヤ5:13 兄弟たち。 **************************************** コリント人への手紙第一9章5節6節 私たちには、ほかの使徒、主の兄弟たち、ケパなどと違って、信者である 妻を連れて歩く権利がないのでしょうか。それともまた、私とバルナバだ けには、生活のための働きをやめる権利がないのでしょうか。 「権利」 パウロが教会から経済的な報酬を受けなかったことで、パウロが使徒であ ることに関して「やましい心」を持っているのではないかと批判する人が いたようです。 しかし、パウロは自分が使徒であり、教会負担で飲み食いすることも、教 会負担で妻を伝道旅行に連れて行くことも、生活のために仕事を止めて伝 道に専念することについても、自分に権利があることを丁寧に主張してい ます。 しかし、パウロはこの後の12節で「私たちはこの権利を用いませんでし た。」と述べて、自分が持っているはずの権利を用いないことについての 説明をしています。それを行使することで、福音の妨げになってはならな いという気持ちがそこにはありました。 自分が教会からそれらのものを受け取ることで他の人をつまずかせてはな らないという気遣いです。そして、自分がいのちを賭けてやろうとしてい る使命を権利の主張と絡ませたくなかったのです。パウロの一途な姿勢が ここにあります。 祝福を祈ります。