今日の聖句9月21日(火) 占い師は偽りを見、夢見る者はむなしいことを語り、むなしい慰めを与えた。 ゼカリヤ10:2 子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。 1ヨハネ5:21 ***************************** コリント人への手紙第一7章10節11節 次に、すでに結婚した人々に命じます。命じるのは、私ではなく主です。妻は夫 と別れてはいけません。―もし別れたのだったら、結婚せずにいるか、それとも 夫と和解するか、どちらかにしなさい。―また夫は妻を離別してはいけません。 「離婚について」 当時の社会では男性が圧倒的に優位な立場にあったので、些細なことを理由に して離婚することができたようです。結婚相手がキリスト教を信じていないからと いうことで離婚しようとしている男性もいたようです。パウロは相手が一緒にい たいと願っているのであれば、離婚してはいけないと述べ、その前の文章でも別 れてはいけないと語っているので、パウロの基本的な姿勢は離婚について消極 的です。 しかし、大変興味深いのは、信者である夫、または信者である妻の存在ゆえに、 信者でない伴侶が聖なるものとされているという発言です。あなたがイエスキリ ストを信じたことで、他の家族が明確に信仰を告白していなくても、すでに神の 祝福が届いているという考えはとても大事です。 ただし、相手が信仰に反対し、出て行くというのであれば、それはそれで去るに 任せなさいとパウロは言っています。何が何でも絶対に離婚は禁止だというので はありませんが、当時の社会の中で実行されていた安易な離婚に対してパウロ はノーと言っているのです。 子供のことも配慮し、パウロは丁寧に言葉を選んで発言しています。双方にそれ ぞれ言い分はあるのでしょうが、冷静に判断し、婚姻関係の枠の中で解決できる なら、そのほうが離婚するよりも好ましいとパウロは考えているようです。 祝福を祈ります。