今日の聖句9月10日(金) 主はすべての国々の目の前に、聖なる御腕を現わした。地の果て果てもみな、私 たちの神の救いを見る。 イザヤ52:10 私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。 使徒4:20 ***************************** コリント人への手紙第一4章11節12節13節 今に至るまで、私たちは飢え、渇き、着る物もなく、虐待され、落ち着く先もあ りません。また、私たちは苦労して自分の手で働いています。はずかしめられる ときにも祝福し、迫害されるときにも耐え忍び、ののしられるときには、慰めの ことばをかけます。今でも、私たちはこの世のちり、あらゆるもののかすです。 「使徒の実情」 有頂天になり、高慢になっているコリントの信者たちにパウロは、使徒の実情を 語ります。そこは、飢え、渇き、着る物もなく、虐待され、落ち着く先もない、 というありさまです。にもかかわらず果敢に自分の手で稼ぎ、自分を侮辱する人 を祝福し、迫害に耐え、ののしられるときには、慰めのことばをかけるという生 き方を貫いています。 あなたがたを生んだ父親のような私の生き方がそうなのですから、あなたがたも 傲慢にならず、品性を磨き、私にならう者になりなさいとパウロは強く訴えるの です。(15-16)そして、その声は私の耳にも届いてくるような気持ちになります。 貧しくて良いのだということではありません。パウロはしっかり働き生活の資金 を作り出しています。彼が苦労したのは、自分のためにも仲間の貧しい人たちの ためにも働いたからです。 隣人と生きる、隣人を活かす姿勢を育てつつ、前向きに働き、生きることで知的 高慢を乗り越えるようにという勧めとも理解することができます。いや、本当に 深く知っている人は、高慢にならないものなのでしょうね。知るとは自分の無知 を知ることにつながりますから。 祝福を祈ります。