今日の聖句3月29日(月)\(^o^)/ 主は地のすべての王となられる。その日には、主はただひとり、御名もただ一つとなる。 ゼカリヤ14:9 それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやされた。 マタイ9:35 *************** 今週のテーマ:イエスの苦しみ きょうの聖書:マタイ26:47-56 マタイの福音書26章50節51節52節 イエスは彼に、「友よ。何のために来たのですか」と言われた。そのとき、群衆が来て、イエスに手をかけて捕らえた。すると、イエスといっしょにいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、大祭司のしもべに撃ってかかり、その耳を切り落とした。そのとき、イエスは彼に言われた。「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。 「弟子たちの裏切り」 ゲッセマネの園で祈り貫いたイエス様は力に満ちて立ち上がりました。そこへ兵隊を引き連れてイスカリオテのユダと祭司長たちが現れました。ユダはイエス様に近づき、「先生。お元気で」と言って、裏切りの合図の口づけをしました。メシヤとして毅然と立つイエス様はユダに「友よ。何のために来たのですか」と言い「もう良いから手を引き、悔い改めて信仰に立ち返りなさい」と導かれました。 イエス様の気持ちはユダには通じず、兵隊達はイエス様を捕らえました。並行記事によると、イエス様は一歩踏み出して捕縄を受けています。ペテロが大祭司の下僕の耳を切り落とすという暴力に出ますが、イエス様はその耳にさわって癒されます。罪のない神の御子キリストは、暴力や公務執行妨害罪などで捕まったり、告訴されてはならないのです。 56節に「そのとき、弟子たちはみな、イエスを見捨てて、逃げてしまった」とあります。弟子団の裏切りです。キリストの誠実と人間の裏切りという罪が、明瞭に浮き上がっている場面です。裏切りほど人間関係を破壊するものはありません。しかし、人間の歴史は裏切りと関係破壊の連続です。その中でイエス様は、永遠の真実を示して救いを実現し、和解を成立させてくださいました。 罪とは悪い関係の中で生きていることです。救いとは悪い関係からの解放であり、神様との良好な関係への復帰です。イエス様は限りない愛で私たちを愛し、十字架の死と復活によってその愛を惜しみなく提供してくださいました。その原動力は「預言者たちの書が実現するため」(56節)という一貫した信仰でした。 祝福を祈ります。