今日の聖句12月28日(水)\(^o^)/ 今、わたしのことばをあなたの口に授けた。 エレミヤ1:9 雲の中から、「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい」という声がした。 マルコ9:7 *************************** 今週のテーマ:時の流れをこえて きょうの聖書:ローマ15:1-13 ローマ人への手紙15章13節 どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。 「信じるだけ」 この節にある「あなたがた」とはローマ教会の信者であり、異邦人クリスチャンのことです。この15章でパウロは信仰弱者と異邦人に寄せる思いを書き連ねています。クリスチャンとなったユダヤ人に対して信仰の初心者や聖書に対する理解の浅い人たちをつまづかせないように気を付けなさいと語り、教会でお互いにお互いの存在を認めて受け入れ会うことによって、異邦人がクリスチャンになれるように努めなさいと教えています。 そしてこの13節でパウロは、異邦人クリスチャンがキリストへの信仰によって喜びと平和に満たされ、聖霊の力によって希望に溢れるようにさせてくださいと神様に対して祈っているのです。初期の時代の教会はユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンが混在していて、教会内ではユダヤ人信者の方が発言力が強かったようです。 長年にわたって旧約聖書を読み続けているユダヤ人信者と、旧約聖書を見たこともないような異邦人信者では聖書知識は大きく違います。そういうところへ、異邦人には知らされていない、ユダヤ教の割礼の規定が持ち込まれると教会は混乱してしまいます。これは文化の違いというものです。福音は文化を超越しています。特定の文化の中に福音を閉じ込めてはいけないということです。 パウロは異邦人に、救いはイエス・キリストを信じるだけで与えられる神様の恵みであると教えています。信じただけでクリスチャンになった異邦人たちが、キリストへの信仰によって「すべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように」と励まし祈っているのです。ただ信じるだけの信仰を私たちも大事にしていきたいと思います。 祝福を祈ります。