今日の聖句 10月26日(水)\(^o^)/ わたしは、あなたの若かったころの誠実、婚約時代の愛、荒野の種も蒔かれてい ない地でのわたしへの従順を覚えている。 エレミヤ2:2 約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告 白しようではありませんか。 ヘブル10:23 ******************************* 今週のテーマ:この世の権威 きょうの聖書:1サムエル8:4-18 サムエル記第一8章7節8節9節 主はサムエルに仰せられた。「この民があなたに言うとおりに、民の声を聞き入 れよ。それはあなたを退けたのではなく、彼らを治めているこのわたしを退けた のであるから。わたしが彼らをエジプトから連れ上った日から今日に至るまで、 彼らのした事といえば、わたしを捨てて、ほかの神々に仕えたことだった。その ように彼らは、あなたにもしているのだ。今、彼らの声を聞け。ただし、彼らに きびしく警告し、彼らを治める王の権利を彼らに知らせよ。」 「王の権利」 これはサムエルの晩年の出来事です。サムエルの子どもたちはイスラエル南部の ベエル・シェバで裁き司として働いていましたが、賄賂をとって裁きを曲げてい ました。また、ペリシテなど外部からの攻撃もあり、イスラエルの国民は年老い て自分の息子さえ十分に監督できなくなっているサムエルよりも国王を立て国王 にイスラエルの先頭に立って戦ってもらいたいと考えました。 それが長老達によってサムエルに伝えられたとき、その話はサムエルには気に入 らなかったのですがサムエルは対応を神様に祈って相談しました。その祈りに対 する神様の答えが上に掲げた7節から9節です。これまでイスラエルは神様から の直接統治を受けていたのですが、イスラエルの民はそれを拒んだのです。神様 はサムエルを通して国王のイスラエルを支配する権利を伝えさせましたが民は受 け入れませんでした。 長老達の考えは、弱体化したイスラエルの勢力を国王の強い指導力で挽回しよう ということですが、神様を退けた人たちには神様からの恵や祝福は届きません。 国民は国王に頼る前に神様に祈り、神様を頼りにする信仰が必要だったのです。 権威者は神様によって立てられる人でなければならないのです。いろいろな団体 で役員選びがあり、会長や代表が選ばれていきますが、得てして、自己中心的な 人が選出されてしまうことがあるものです。 昨日はすべての権威は神様の愛の権威を土台にしなければならないと書きました が、サムエルの時代のイスラエルにはそれを理解することはできませんでした。 従って、この後のイスラエルには混乱と争いの渦が巻くようになってしまいまし た。イスラエルの悪い態度と姿勢を反面教師として私たちの信仰生活の在り方を 考えていかなければなりません。神様が選んだ人物を権威者に立てるということ です。 祝福を祈ります。