今日の聖句 5月30日(月)\(^o^)/

神はモーセに仰せられた。「わたしは、『わたしはある』という者である。」
出エジプト3:14

見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。
マタイ28:20

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今週のテーマ:一致
きょうの聖書:使徒4:32-37

使徒の働き4章32節~35節

信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のもの
と言わず、すべてを共有にしていた。使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強
くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。彼らの中には、ひとり
も乏しい者がなかった。地所や家を持っている者は、それを売り、代金を携えて
来て、使徒たちの足もとに置き、その金は必要に従っておのおのに分け与えられ
たからである。

「逆境の中での一致」

これはキリスト教会が誕生した頃の原始キリスト教会の様子を福音書記者のルカ
が記録した言葉です。この時期はキリスト教会がユダヤ教徒から激しい迫害を受
けていました。ペテロもヨハネも逮捕され、ステパノが石打刑で殺されるという
こともあり、パウロはまだサウロという名前でクリスチャンを投獄する者たちの
リーダーでした。

信じた者の群れは4~5千人ほどになっていたと思います。逆境の中にあったク
リスチャンが信仰を守っていくためには心と思いを一つにして一致していなけれ
ばなりませんでした。激しい迫害の中では衣食住は勿論のことすべてを共有にし
なければならなかったのです。どれ程迫害されても使徒たちは自分たちが目撃し
体験したキリストの復活の事実を宣教することは止めませんでした。

復活を信じた信者たちには大きな恵が注がれて、一人も乏しいものがいなかった
ということです。終いにはこの人たちは迫害のためにエルサレムには住めなくな
り、近隣の諸国へ避難していかなければなりませんでした。ですから、家も土地
も手放そうという気持ちになったのだと思います。この人たちは避難先で福音を
証して歩き、キリストへの信仰はたちまち広がっていったのです。

今、私たちが土地や家を売却してまでお金を分け合う状況ではありません。しか
し、東北地方の人たちのことを忘れることはできませんし、熊本地方の被災者の
ことも考える必要があります。今朝のニュースでシリヤの難民が地中海を船で渡
ろうとして船が転覆し700名もの人たちが死亡したと伝えていました。私たち
は安全な環境に置かれていますが、そうでない人たちの日々の生活のために義援
金を送ることは必要なことと思います。聖協団は南三陸町と熊本のために義援金
を募集中です。お祈りください。

祝福を祈ります。