今日の聖句 4月8日(金) 主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを 見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。 申命記31:8 私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるも のも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物 も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはで きません。 ローマ8:38-39 ************************** 今週のテーマ:復活の信仰の成長 きょうの聖書:ピリピ3:7-11 ピリピ人への手紙3章10節11節 私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも 知って、キリストの死と同じ状態になり、どうにかして、死者の中からの復活に 達したいのです。 「復活の希望」 一度死んだ人間が復活するということは断じてあり得ないと考えていたパウロで した。キリストの復活を証言するエルサレムのクリスチャンを迫害し、教会を打 ち壊し、居たたまれなくてダマスコ方面へ避難しようとする人たちを後ろから馬 で追いかけて捕縛し、エルサレムへ連れ戻して投獄しようとしていたパウロに復 活したイエス様が現われて「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」と声 をかけたのです。 その日以来、パウロはキリストとキリストの復活を信じる者になりました。信じ る前のパウロは、自分が生粋のユダヤ人であり、血統的にはベニヤミンの子孫で あり、旧約聖書には詳しく知識を持ち、ユダヤ教の律法は隅々まで実行できると 自負していました。そしてパウロの人生は一変しました。蓄えた旧約聖書の知識 をフル活用してイエス・キリストが紛れもない天から降った永遠の救い主である と証言するようになったのです。 キリストとその復活の力を知ったパウロは自慢の種だった生粋のユダヤ人である ということも、その他のどんな誇りも何の値打ちもないのだということに気付き ました。キリストを信じ、キリスト共に生きることによって正しい人生を生きら れるということこそ真に価値あることだと知り、律法の行ないに拠る義よりも信 仰による義の方が確かな義であると体験的にわかったのです。 そしてパウロは「どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです」と心の うちの目標を証ししました。すべて自慢、すべての誇り、人間的に価値あると思 っていたすべてを捨て去ってでも復活に達したいという大きな希望がパウロの心 を満たしているのです。この希望はイエス様が必ず叶えてくれるのです。すべて のクリスチャンは復活の希望にによって救われ、復活の希望が信仰生活の原動力 になっているのです。 祝福を祈ります。