今日の聖句 3月6日(日) 神には、助ける力があり、つまずかせる力もあるからです。 2歴代誌25:8 私たちの救い主なる神と私たちの望みなるキリスト・イエス。 1テモテ1:1 ************************************* 今週のテーマ:自分の十字架を背負う きょうの聖書:マルコ8:34-38 マルコの福音書8章34節35節36節 だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、 そしてわたしについて来なさい。いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたし と福音とのためにいのちを失う者はそれを救うのです。人は、たとい全世界を得 ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。 「真理に忠実」 福音書にはイエス様がパンで群衆を養った記事が三種類あります。五つのパンの 奇跡と、四つのパンの奇跡、そして七つのパンの奇跡の記事です。きょうの聖書 は七つのパンの奇跡に続いて記録されている盲人の目を癒した記事のあとに語ら れたイエス様の大事な教えの言葉です。 多くの人は奇跡を行う力を持つキリストの奇跡だけを求めてキリストに近づく傾 向があります。そういう群衆とイエス様をキリストと認めている弟子たちに対し て「わたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そし てわたしについて来なさい」と命じられたのです。 パンをもらっても目を癒されても十字架を背負って死んでしまっては元も子もな いと思うのが普通です。しかし、聖書は一貫して私たちに自分の十字架を背負っ てキリストに従えと命じています。十字架を背負っての日本縦断伝道をしたアー サー・ホーランド師は有名ですが、それは誰にでもできることではありません。 私たちにとって十字架を背負って生きるとは、自己中心という罪を捨て、心をき よめられて、真理であるイエス・キリストに忠実に従って生きていくことです。 そのように十字架を背負う人には、愛と謙遜、従順と素直さ、その他のキリスト の持つ徳目である聖霊の実が与えられてきます。十字架を背負うことは私たちす べての人間にとって最も素晴らしい生き方なのです。真理に忠実だからです。 祝福を祈ります。