今日の聖句 3月4日(金) あなただけがすべての人の子の心を知っておられるからです。 1列王記8:39 あらゆる良いわざとことばとに進むよう、あなたがたの心を慰め、強めてくださ いますように。 2テサロニケ2:17 ************************************** 今週のテーマ:貧しい人に施しなさい きょうの聖書:マタイ6:1-4 マタイの福音書6章1節2節 人に見せるために人前で善行をしないように気をつけなさい。そうでないと、天 におられるあなたがたの父から、報いが受けられません。だから、施しをすると きには、人にほめられたくて会堂や通りで施しをする偽善者たちのように、自分 の前でラッパを吹いてはいけません。まことに、あなたがたに告げます。彼らは すでに自分の報いを受け取っているのです。 「自己満足は罪」 「善行」という言葉はギリシヤ語では「憐れみ」。ユダヤの言葉では「慈しみ」 という意味を持っています。「対人関係の義」が「善行」という言葉で要約され ています。それを人前で行わないようにというイエス様の忠告です。人から感謝 されたり、褒められたりすることを期待しての善行はすでに善行ではなくなって いるのです。 善行、祈り、断食という信仰上の、いわば礼拝行為も他人からの評価を期待して いては、神様に喜ばれることはありません。私たち牧師もこの罠に落ちることが あります。説教でいい評価を受けたいという気持ちになることがあるのです。そ もそも、私たちは神様によって生かされているので善行も神様に対するものでな ければならないのです。 他人のために行う善行ですが、自分が褒められるためということが目的になって しまうと本末転倒になり、相手の心を無視する結果になるのです。善行で相手を 無視して傷を与えては「しない方がいい」と言われても反論できません。それは お節介というものです。 善行は憐れみであり、慈しみということですから、私たちがイエス様から与えら れたものです。私たちはイエス様の憐れみによって赦され、慈しみによって人生 を再起することができました。私たちの善行も他の人を立ち上がらせるものでな ければならないのです。自己満足は罪です。 祝福を祈ります。