今日の聖句 2月19日(金) 神は孤独な者を家に住まわせ、捕らわれ人を導き出して栄えさせられる。 詩篇68:6 あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりに したのは、わたしにしたのです。 マタイ25:40 ************************************* 今週のテーマ:キリスト者の自由 きょうの聖書:1コリント9:19-27 コリント人への手紙第一9章25節26節27節 闘技をする者は、あらゆることについて自制します。彼らは朽ちる冠を受けるた めにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。で すから、私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空を打つ ような拳闘もしてはいません。私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。そ れは私がほかの人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者になるようなこと のないためです。 「闘技をする者」 パウロは19節で「私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するた めに、すべての人の奴隷となりました」と告白しています。パウロは宣教者とし て神様に捕らえられていますが、人の奴隷にはなっていません。何者にも妨げら れることなく福音を語り続けているのです。逮捕されても収監されてもそれぞれ の場面で十分にキリストの救いを語り告げていました。 今日の聖書では、パウロはボクシングの話をしています。昔、飯田教会に市瀬綾 子さんという素晴らしいクリスチャンが居ました。献身前の私に対する指導の言 葉の数々を思い出しますが、その中の一つに「私はテレビで相撲を見るのが好き です。勝負よりも力士一人一人に対する稽古の様子を解説する言葉に励まされる からです」ということでした。 そして、市瀬さんは「私たちはお祈りで信仰の訓練をするんですよ」と語ってく れました。パウロは、自分の生き方を紹介するにあたって、スポーツの選手のよ うな意識をもって、福音のためだったら、どんなことでもしますと告白していま す。節制し、訓練し、失格者にならないように学び、考え、謙遜さとつつしみ深 さを身に付けながらしっかり福音を語り、福音を生きるという意欲をもって現場 に向かっています。そういう前向きな生き方に、私は心から共感します。 説教が終わってから感じることは、説教にしても、聖書理解にしても、まだまだ 本当に未熟だなぁと心底思う今日この頃です。宣教者として自由自在に活動して いるパウロの姿勢に倣いたいと思います。パウロは天に召されるまで自分自身を うち叩いて鍛えていました。その努力から生まれてくる自由だったのだと思うの です。 祝福を祈ります。