今日の聖句 2月18日(木) 主の栄光を国々の中で語り告げよ。 その奇しいわざを、すべての国々の民の中で。 詩篇96:3 神が彼らとともにいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくだ さったこととを報告した。 使徒14:27 ************************************** 今週のテーマ:キリスト者の自由 きょうの聖書:1コリント9:13-18 コリント人への手紙第一9章13節14節15節 あなたがたは、宮に奉仕している者が宮の物を食べ、祭壇に仕える者が祭壇の物 にあずかることを知らないのですか。同じように、主も、福音を宣べ伝える者が 福音の働きから生活のささえを得るように定めておられます。しかし、私はこれ らの権利を一つも用いませんでした。 「パウロの生き方」 パウロは、なお徹底して、働いたものがその報酬を得ることの正当性を語り、宣 教者たちがその宣教の働きから生活の資金を得ることの正当性を教えています。 しかし、パウロはあえて、その権利を用いることをしませんでした。パウロにと っては福音宣教は借金返済のような義務だったのです。 それは、やましいことがあるからではなく、福音を宣べ伝えることを使命として 生きるパウロの自発的な決意によるものでした。生活資金を得るために福音を語 るのではなく、報酬がなくても、まっすぐに福音を語ろうと、教会からの金銭的 な援助を最初から期待しなかったのです。 それこそがパウロの使命であり、誇りでもありました。彼は生活のためには、テ ントを造る仕事をしました。牢の中ではクリスチャンたちからの贈り物を受け取 っていますが、基本的な姿勢は自分で働いて生活の資金を得るという生き方であ り、教会からの資金をあてにしないというものでした。 パウロは「自分の罪深さと神の裁きは逃れられない」いう問題でほとほと苦しみ ました。しかし、キリストは一方的な愛でパウロを愛し、十字架の死と復活をも って赦した上、異邦人への福音の宣教者として立てたのです。そのパウロの生き 方がここに述べられているのです。 祝福を祈ります。