今日の聖句 2月17日(水) いつくしみ深い主よ。このことの贖いをしてください。彼らは、心を定めて神、 彼らの父祖の神、主を求めたのですが、聖なるもののきよめのとおりにはいたし ませんでした。 2歴代誌30:18-19 ザアカイという人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった。彼は、イ エスがどんな方か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることが できなかった。 ルカ19:2-3 ************************************** 今週のテーマ:キリスト者の自由 きょうの聖書:1コリント9:1-12 コリント人への手紙第一9章12節 ほかの人々が、あなたがたに対する権利にあずかっているのなら、私たちはなお さらその権利を用いてよいはずではありませんか。それなのに、私たちはこの権 利を用いませんでした。かえって、すべてのことについて耐え忍んでいます。そ れは、キリストの福音に少しの妨げも与えまいとしてなのです。 「権利」 パウロが教会から経済的な報酬を受けなかったことでパウロが使徒であることに 関して「やましい心」を持っているのではないかと批判する人がいたようです。 しかし、パウロは自分が使徒であり、教会負担で飲み食いすることも、教会負担 で妻を伝道旅行に連れて行くことも、生活のために仕事を止めて伝道に専念する ことについても、自分にそうする権利があることを丁寧に主張しています。 しかし、パウロは「私たちはこの権利を用いませんでした」と述べて、自分が持 っているはずの権利を用いないことについての説明をしています。それを行使す ることで、福音の妨げになってはならないという気持ちがそこにはありました。 パウロにとっては伝道することは借金を返すことに匹敵する義務だったのです。 自分が教会からそれらのものを受け取ることで他の人をつまずかせてはならない という気遣いです。そして、自分がいのちを賭けてやろうとしている使命を権利 の主張と絡ませたくなかったのです。パウロの福音宣教への一途な姿勢がここに あります。 福音宣教のために一身を神様に献げている人たちは、多かれ少なかれパウロのよ うな気持ちを持っています。イエス・キリストが命をかけて成し遂げた十字架の 死と復活による救いを、あまねく全世界に知らせていかなければならないという 使命を感じているからです。 祝福を祈ります。