今日の聖句 11月21日(土)

主に歌え。御名をほめたたえよ。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。
詩篇96:2

詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛
美しなさい。
エペソ5:19

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今週のテーマ:みこころにかなう生き方
きょうの聖書:2コリント2:1-17

コリント人への手紙第二2章14節15節

神に感謝します。神はいつでも、私たちを導いてキリストによる勝利の行列に加
え、至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいま
す。私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわし
いキリストのかおりなのです。

「キリストのかおり」

もう35年以上も前のことですが、目黒教会の阿部中三郎先生が千葉駅間改札口
で、一面識もない人と待ち合わせたことがありました。改札口の前で人待ち顔で
待っていた阿部先生に改札を出るやいなや、阿部先生ですかと声をかけてきた人
がいたそうです。阿部先生が、そうですと答えると相手の方が名乗り、待ち合わ
せが成功したという話です。

阿部先生は、一面識もない人から一目で教会の牧師であると見られたことをとて
も喜んで私たち若い牧師に喜びを打ち明けてくださったのです。自分がクリスチ
ャンとしての姿勢を持っていると認められたこと、そればかりか牧師としての雰
囲気も備わっていると感じられたことが嬉しかったのです。キリストのかおりを
放っていたのです。

実際、クリスチャンにはクリスチャンの雰囲気というものがあり、それは上品さ
ともいわれているものです。下品な冗談や仕草はクリスチャンには似合わないの
です。茶道や生け花ができなくても、キリストから愛されている人の愛に満ちた
姿からは優しさと寛容さがにじんでくるわけです。そういう人のまわりには知ら
ず知らずのうちに人々が集まってきます。

キリストを知るとは、キリストと自分との間に愛の関係があるということです。
私たちが聖書を読むのは聖書の中にある神様の愛に触れるためです。神様は聖書
のことばによって私たちに愛を注いでくださいます。今日も一日神様から愛され
ている喜びを笑顔によって表現し、微笑みをもって全ての人に接していきたいと
思います。私たちの存在が、神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。

祝福を祈ります。