今日の聖句 11月8日(日) あなたがたといっしょの在留異国人は、あなたがたにとって、あなたがたの国で 生まれたひとりのようにしなければならない。あなたは彼をあなた自身のように 愛しなさい。 レビ19:34 あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりに したのは、わたしにしたのです。 マタイ25:40 ************************************* 今週のテーマ:主への感謝 きょうの聖書:詩篇52:1-9 詩篇52篇8節9節 この私は、神の家にあるおい茂るオリーブの木のようだ。私は、世々限りなく、 神の恵みに拠り頼む。私は、とこしえまでも、あなたに感謝します。あなたが、 こうしてくださったのですから。私はあなたの聖徒たちの前で、いつくしみ深い あなたの御名を待ち望みます。 「おい茂るオリーブの木」 詩篇52篇はサムエル記第一21章に背景があります。ある新月祭の祝いの食卓 にサウル王はダビデを招待していましたが、ダビデはサウルに殺されるかも知れ ないと予感して出席しませんでした。サウルの嫡子であるヨナタンは、ダビデの 身を案じて遠くへ逃げるようにダビデに知らせました。ダビデはゴリアテを殺し て、ゴリアテから奪った剣を祭司であるアヒメレクの礼拝する祭壇に預けていま した。ダビデはそこへ行きました。 ダビデは無一物でしたので、アヒメレクが礼拝のために神様に供えていたパンと ゴリアテの剣をもらって逃亡生活に踏み切ったのです。それを、ドエグという人 物に目撃され、この情報はたちまちサウル王に通報されると直感したのです。追 っ手がここを急襲することは必至です。しかし、ダビデの心には動揺はありませ んでした。神様を恐れず、人殺しをする人には必ず神様の裁きが下るという確信 があるからです。 この出来事を思い出して作られた詩篇がこの52篇なのです。ダビデは死の危険 に直面しながら、その心は平安に満たされ、神様への感謝の祈りをささげたので す。ダビデには神様が自分を守ってくれるという強い信仰がありました。その信 仰を神様が祝福してくださるのです。ダビデはここで、これから先は徹底的に逃 げ回ろうと決意しています。サウルへの反撃は全く考えていません。 神様によって救われ、神様によって生かされるのでなければ生きている価値はな いという信仰です。私は、キリストを信じて自分の生き甲斐を得ました。それは 神様によって生かされているという喜びと、神様による救いを証しするという人 生の使命を与えられたからです。もしこの二つがないならば私の心は空気の抜け た風船のように萎んでしまうのです。窮地に立ってもダビデの心が「神の家にあ るおい茂るオリーブの木のようだ」という気持ちがよく分かります。 祝福を祈ります。