今日の聖句 10月16日(金) エルサレムよ。わたしはあなたの城壁の上に見張り人を置いた。 昼の間も、夜の間も、彼らは決して黙っていてはならない。 イザヤ62:6 絶えず祈りなさい。 1テサロニケ5:17 ************************************* 今週のテーマ:御心を行なう者 きょうの聖書:エゼキエル37:1-10 エゼキエル書37章9節10節 主は仰せられた。「息に預言せよ。人の子よ。預言してその息に言え。神である 主はこう仰せられる。息よ。四方から吹いて来い。この殺された者たちに吹きつ けて、彼らを生き返らせよ。」私が命じられたとおりに預言すると、息が彼らの 中に入った。そして彼らは生き返り、自分の足で立ち上がった。非常に多くの集 団であった。 「聖霊と復活」 これはエゼキエルに示された、バビロンに捕囚とされていたユダヤ人に関する幻 です。捕囚ユダヤ人は干からびた骨のような状態になっていましたが、神様の愛 の力が働いて再び神様の民として復活するという内容です。人の心は神様から離 れると干からびてしまうのです。私たちの心は神様の愛と恵みによって潤いを与 えられなければなりません。 息とは、聖霊のことです。人の子とは、ここではエゼキエルです。神様はエゼキ エルに捕囚ユダヤ人の上に聖霊の注ぎを求めて祈るように命じたのです。そして その祈りが叶えられて捕囚ユダヤ人に聖霊が注がれ、ユダヤ人は神の民として再 び立ち上がることができたという幻だったのです。神様はエゼキエルを通してイ スラエルの復活を予告したのです。 この幻の後、数十年を経てバビロンがペルシヤ人のクロス王によって支配される ようになったとき、クロス王はユダヤ人に対してエルサレムへの帰還を命じまし た。BC.530年頃からBC.430年頃までの100年間に3回にわたって神 様のことばが実現し、滅びたイスラエルが祖国を再建できたのです。エゼキエル が神様の御心を行なったことは意義の深いことでした。 イスラエルの滅亡と復活は、イエス・キリストの十字架の死と復活を予告するも のであり、捕囚ユダヤ人に注がれた聖霊はペンテコステの日の聖霊降臨を予告す るものでありました。さらに、そのことは、私たち全ての人間に与えられる聖霊 とキリストを信じる者に与えられる復活の恵みを保証しているのです。エゼキエ ルは捕囚ユダヤ人のために聖霊の注ぎを求めましたが、イエス様は全世界のすべ ての人に聖霊を満たすキリストとなってくださいました。 祝福を祈ります。