今日の聖句 8月11日(火) 民をわたしのもとに集めよ。わたしは彼らにわたしのことばを聞かせよう。それに よって彼らが地上に生きている日の間、わたしを恐れることを学び、また彼らがそ の子どもたちに教えることができるように。 申命記4:10 彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を堅く保って、常に主に とどまっているようにと励ました。 使徒11:23 ************************************** 今週のテーマ:神の導き きょうの聖書:2歴代誌34:29-33 歴代誌第二34章30節31節 王は主の宮へ上って行った。ユダのすべての人、エルサレムの住民、祭司とレビ人 および、上の者も下の者も、すべての民が行った。そこで彼は主の宮で発見された 契約の書のことばをみな、彼らに読み聞かせた。それから、王はその定めの場所に 立ち、主の前に契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、精神を尽くして、主の 命令と、あかしと、おきてを守り、この書物にしるされている契約のことばを行う ことを誓った。 「この書物」 この王様は8歳で王位に就いたヨシヤです。時期はユダヤ滅亡の50年前のことで した。就任8年目、16歳の時から主への礼拝の道に進みました。4年後、20歳 になって、国中から偶像を取り除く宗教改革に立ち上がりました。18年目、26 歳の時に神殿の修復を命じました。その工事の指揮を執っていた大祭司ヒルキヤは 神殿に収納されていてた「契約の書」(律法)を発見し、ヨシヤ王に届けました。 その書には「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」と明 記され、この命令に反するなら国も民も滅びると書かれていました。ヨシヤ王は歴 代の王と民の指導者たちが神様のいましめをおろそかにしていたことを傷み悲しみ 神様に対して涙の悔い改めをしたのです。神様はそれを認め、ヨシヤの生存中には ユダヤの滅亡はないことを保証されました。 それを受けてヨシヤは、全国民に向けてこの書を読み上げ、民は「この書物にしる されている契約のことばを行うことを誓った」のです。ユダヤはヨシヤの生存中は 主に従う道からはずれなかったのです。このエピソードから、私たちには悔い改め るのに遅すぎるということは無いということを教えられす。ヨシヤは39歳でエジ プト軍との戦争で戦死し、立派な王として埋葬されました。 聖書には人間の本来の生きる道が書かれています。人間を造った神様が、人間に幸 福な人生を送るための「人生の取扱説明書」として与えてくださったものです。私 たちが様々な機器を取扱説明書の指示に反して扱うならば、機器は壊れるか、使用 した人が怪我をすることになるのです。聖書を信仰と生活の基準にするということ はとても大事なことであり、人生は自分の好き勝手にはならないのです。自分の好 き勝手をすること、それが偶像礼拝なのです。 祝福を祈ります。