今日の聖句 7月16日(木) 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、 わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。 イザヤ55:9 ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは 何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。 ローマ11:33 ************************************* 今週のテーマ:神の義によって生きる きょうの聖書:ダニエル3:1-18 ダニエル書3章17節18節 私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。 王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。しかし、もしそうでなくて も、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた 金の像を拝むこともしません。 「偶像礼拝」 バビロニヤのネブカデネザル王は自分の威光を国内と近隣諸国に示すために、高 さ25メートル、幅2.5メートルもの巨大な自分の像を建てました。除幕式に は国の内外から高官を招集して像を拝ませたのです。ところが、ユダヤから連行 されて来てバビロンで行政官になっていたシャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ の三人はネブカデネザルの像を礼拝しませんでした。 それで、ユダヤの青年たちを妬んでいたカルデヤ人たちが三青年をネブカデネザ ルに告発したので、ネブカデネザル王は三人に詰問したのです。その時の三青年 の王への答えが16節から18節に書かれています。この三人は、ユダヤは偶像 礼拝をしたためにバビロニヤに攻め滅ぼされたので、絶対に偶像礼拝はしない、 と心に定めていたのです。 王の像を拝まないことで燃え盛る炉の中に放り込まれても、主である神様には火 の中から救い出す力があるし、仮に奇跡が起こらなくても王の像を拝むことは決 してしないと言い切りました。神でないものを神として拝むことは自分のいのち を危険にさらせることなのです。日本では戦前に神武天皇の想像図や天皇の写真 等が各家庭に配られ、日本全国で天皇が礼拝されました。 その結果は敗戦で、偶像礼拝で滅びたユダヤと同じでした。日本は7年間にわた ってアメリカ軍による占領を受けたのです。私たちは天皇陛下とご一家を愛しま すが礼拝はしません。昭和天皇の人間宣言の後、私の父、庫三は決して神社に行 こうとはしませんでした。偶像礼拝の危険性は遠い世界の、遠い昔のことではな く、今の時代の、今の世界にある事なのです。 祝福を祈ります。