今日の聖句 7月8日(水) これら主がなされた偉大なみわざのすべてをその目で見たのは、 あなたがたである。 申命記11:7 私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私 たちと交わりを持つようになるためです。 1ヨハネ1:3 ************************************* 今週のテーマ:万物は主のもの きょうの聖書:1歴代29:10-20 歴代誌第一29章16節 私たちの神、主よ。あなたの聖なる御名のために家をお建てしようと私たちが用 意をしたこれらすべてのおびただしいものはあなたの御手から出たものであり、 すべてはあなたのものです。 「永遠に残るもの」 ダビデはBC1040年にベツレヘムで生まれ、BC941年にエルサレムで亡く なりました。死の直前に王位を息子ソロモンに譲り、エルサレム神殿の建造をソ ロモンに委ねました。29章1節から20節までがその時のダビデの演説の要約 です。神様はダビデに「あなたはわたしの名のために家を建ててはならない。あ なたは戦士であって、血を流してきたからである」と命じられていました。 ダビデは、神殿建造に当たって、エルサレム神殿と什器備品の詳細な設計図を作 り、金・銀・木材・石材等、資材をおびただしく揃えていました。そして、それ らの物はすべて神様から出た物であり、神様の物を神様におささげしたにすぎな いと言っています。国も力も栄光もすべて神様のものですというだびでの信仰が 現れています。 人間の社会で様々なトラブルが起こります。それらのほとんどすべては「万物は 主のものである」という判断が無いことによって起こっています。犯罪というの は神様のものを自分のものにしてしまうというところから始まるのです。私たち 一人一人が一切のものの所有権を神様にお返しするとき、家庭も社会も平和を回 復できるのです。 ダビデはこの演説を「あなたがたの神、主をほめたたえなさい」という言葉で締 めくくりました。ダビデは家庭内紛争も家臣の横暴にも手を焼きました。自分の 非力と無能をよく知り、自分のいのちのはかなさもよく理解していました。頼り になるのは主である神様だけであり、永遠に残るものは神様の愛だけであると訴 えたいのです。 祝福を祈ります。