今日の聖句 7月5日(日) 主は、弱い者をちりから起こし、貧しい人を、あくたから引き上げ、・・ます。 1サムエル 2:8 あなたがたのうちに羊を百匹持っている人がいて、そのうちの一匹をなくしたら その人は九十九匹を野原に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かな いでしょうか。 ルカ15:4 ************************************* 今週のテーマ:万物は主のもの きょうの聖書:出エジプト34:1-17 出エジプト記34章17節 あなたは、自分のために鋳物の神々を造ってはならない。 「偶像礼拝禁止」 これは神様から私たちすべての人間に向けた永遠の命令です。モーセの十戒の中 で最も重要ないましめです。天と地を創造したお方以外に神様はありません。神 様はご自分がお造りになった天と地を私たち人間に見せて、造り主としてのご自 身を示してくださいました。私たち人間の存在はただ神様だけにかかっているの です。 造り主以外に神と呼ばれているものがあることは事実です。聖書はそれを神とは 言わず偶像と呼んでいます。偶像は世界を造りませんでした。偶像は真の神様を 知らない人間が自分の頭の中で考案した幻影にすぎないものなのです。幻影です から実体が見たくなります。それで鋳物や木材、あるいは石材などで動物や人間 の形を作ってそれを神として拝むわけです。まやかしです。 造り主である神様の主体は愛であり、その中身は慈愛と真実です。愛こそが永遠 の正義なのです。しかし、偶像には永遠の正義はありません。人間の欲望を利用 として罪に誘導するのが偶像の正体なのです。偶像を礼拝する人たちは自分の罪 を認めて悔い改めるということはしません。偶像は悔い改めませんから。偶像を 礼拝して満足している人もいますが、それは自己満足であり、永遠性はありませ ん。 イエス・キリストのメッセージの始まりは「悔い改めなさい。天の御国が近づい たから」(マタイ3:2)でした。拝めば御利益があるという偶像と、罪から離れ て人生を立て直しなさいという神様との違いは歴然としているのです。人間を罪 から解放するという、このことのためにキリストはいのちを投げ出したのです。 私たちは神様によって造られた神様のものなのです。 祝福を祈ります。