今日の聖句 5月9日(土) あなたは、だれにおじけ、だれを恐れて、まやかしを言うのか。 あなたはわたしを思い出さず、心にも留めなかった。 イザヤ57:11 そこでペテロは、「鶏が鳴く前に三度、あなたは、わたしを知らないと言いま す」とイエスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、 激しく泣いた。 マタイ26:75 ************************************** 今週のテーマ:主を賛美せよ きょうの聖書:詩篇145:1-21 詩篇145篇8節9節10節 主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵みに富んでおられます。主は すべてのものにいつくしみ深く、そのあわれみは、造られたすべてのものの上に あります。主よ。あなたの造られたすべてのものは、あなたに感謝し、あなたの 聖徒はあなたをほめたたえます。 「永遠の愛」 この詩篇の作者は、神様の憐れみ深さ、豊かな恵み、そして神様の慈しみ深さに 感動して賛美しています。前の段落では、神様の御名にある権威を高く賛美し、 次の段落では神様の正義を讃え、神様の保護に感謝しています。聖書、特に詩篇 を読むと神様がどのようなお方であるのかがよく解ります。 ユダヤの民に対して神様は、出エジプトの祭に御民が不従順であるにもかかわら ず、憐れみと慈しみをもって御民を養い導きました。御民が偶像礼拝に陥り、バ ビロンに捕囚になったときにも神様の憐れみと慈しみは無くなることはありませ んでした。そしてついにバビロンからエルサレムへ帰還させ、旧約聖書を造らせ 詩篇を編集させ、豊かな恵みを注いだのです。 神様のあわれみ、神様の慈しみ、神様の恵み深さはイスラエルの歴史の中で証明 され、聖書に記録されてわたしたちの手元に届いているのです。エジプトで奴隷 にされ、バビロンには捕囚として連行され、キリストの十字架の後にはローマ軍 に攻められて国土を失い、全世界に流浪の民となりました。しかし、神様は第二 次世界大戦修了と共に、世界各地に離散していたユダヤ人にイスラエル共和国を 立てさせて母国に復帰させてくださったのです。 イスラエルの歴史を見ると、神様の愛は永遠であり、神様の愛は尽き果ててしま うことはないのだということがよく解るのです。イスラエルに向けられた神様の 永遠の愛は、私たちにも注がれています。神様の憐れみと慈しみ、神様の愛と恵 みこそ私たちがいつまでも賛美すべき大きなテーマです。神様の愛は、最後には 十字架の死によって私たちに決定的に与えられたのです。 祝福を祈ります。