今日の聖句 4月2日(木)【洗足木曜日】 慰めよ。慰めよ。わたしの民を、とあなたがたの神は仰せられる。 イザヤ40:1 さあ、おいでください。もうすっかり、用意ができましたから、と言わせた。 ルカ14:17 ************************************** 今週のテーマ:苦難の主 きょうの聖書:ルカ22:47-71 ルカの福音書22章69節70節71節 今から後、人の子は神の大能の右の座に着きます。」彼らはみなで言った。「で はあなたは神の子ですか。」すると、イエスは彼らに「あなたがたの言うとおり わたしはそれです」と言われた。すると彼らは「これでもまだ証人が必要でしょ うか。私たち自身が彼の口から直接それを聞いたのだから」と言った。 「イエス様の神宣言」 22章7節から65節までの洗足木曜日にあったできごとは、最後の晩餐、イエ ス様の洗足、ユダの裏切り、ゲッセマネの祈り、ペテロによるマルコスの耳切り 落としと癒し、キリストの捕縛、大祭司による裁判、兵による侮辱、ペテロのイ エス様否認、という事柄です。どれも一つずつ取り上げて考察すべき重要な内容 を持っています。 一夜明け、受難日の朝、イエス様はユダヤ教のサンヘドリンという議会での裁判 に出ました。ユダヤ教の指導者たちは、イエス様に、自分はキリストであると自 白せよと迫りました。イエス様はその尋問には答えませんでしたが「今から後、 人の子は、神の大能の右の座に着きます」と神様としての宣言を下しました。 マタイの記録では、イエス様はこれに続いて「天の雲に乗って来るのを、あなた がたは見ることになります」と再臨を予告されました。ご自分を神であると明言 し、再び天から降りてきてくださるという約束は、私たちに救いと勇気を与えて くれる素晴らしい発言です。しかし、この言葉によってイエス様の死刑は確定し ました。 イエス様は、ご自分が神であるか否かを曖昧にしたままではいられなかったので す。イエス様は栄光に満ちた神様であり、また同時に人の弱さと苦しみを味わい 知った正真正銘の人間でもあったお方です。ここに私たちがイエス様を神様とし て信仰する最大の根拠があるのです。人類にとってはイエス様以外に救いの神は ないのです。 祝福を祈ります。