今日の聖句 3月21日(土) イスラエル人は主に叫んで言った。 私たちはあなたに罪を犯しました。私たちの神を捨ててバアルに仕えたのです。 士師10:10 そのとき、 私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦 し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。 1ヨハネ1:9 ************************************* 今週のテーマ:まことの神を知る きょうの聖書:使徒26:9-18 使徒の働き26章17節18節 わたしはこの民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。 それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、 わたしを信じる信仰によって彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々 の中にあって御国を受け継がせるためである。 「囚人パウロ」 パウロはトルコとギリシヤ方面へ3回伝道旅行をしました。最後は囚人としてロ ーマへ護送される片道旅行になりました。第3回伝道旅行を終えて帰国したとき に、エルサレムへ行けば逮捕されることが予想されていましたし、仲間も危険だ からエルサレムへは行かないようにと忠告しましたがパウロは聞き入れませんで した。 ユダヤ当局は、パウロがギリシヤ人を連れて神殿に入ったことで、神殿を汚した と咎めて一気に逮捕してしまいました。パウロは殺されそうになりましたが、エ ルサレムに駐屯するローマ軍の千人隊長の計らいで急場を逃れ、議会で発言する 機会を得ました。数年間投獄された後、ローマ総督の交代時期に王と総督の前で 再び弁論したときのパウロの言葉がきょうの聖書です。 パウロが死刑に当たる罪を犯していないことは明白になりましたが、パウロ自身 がローマ皇帝に上告したために、ローマに護送されることになりました。パウロ はよみがえったキリストが太陽よりも強い光となって自分に現われたことと、キ リストから直接異邦人伝道に召された経緯を、ユダヤ人にも異邦人にも証しした いのです。その為に無理をおしてエルサレムに来、ローマにも上ろうとしている のです。キリストの復活とキリストによる罪の赦しを伝えるためです。 パウロの証しは、使徒9章と22章とこの26章に3回にわたって語られていま す。キリストと教会とクリスチャンに対して激しく怒り、教会破壊の急先鋒に立 っていたパウロでしたが、罪を赦し、人々に恵みを与えるキリストは、大胆にも 大反逆者であるパウロを選んで宣教者に仕立てて神の国のために用いたのです。 これがキリストが神の愛を全世界に示すために取った宣教の手段だったのです。