今日の聖句 11月7日(金) 幸いなことよ。主が、咎をお認めにならない人、心に欺きのないその人は。 詩篇32:2 あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、 悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。 ルカ15:7 ************************************* 今週のテーマ:主の日 きょうの聖書:黙示録10:8-11 ヨハネの黙示録10章9節10節 私は御使いのところに行って、「その小さな巻き物を下さい。」と言った。する と、彼は言った。「それを取って食べなさい。それはあなたの腹には苦いが、あ なたの口には蜜のように甘い。」そこで、私は御使いの手からその小さな巻き物 を取って食べた。すると、それは口には蜜のように甘かった。それを食べてしま うと、私の腹は苦くなった。 「宣教の動機」 巻物の内容は、終末に於ける邪悪な人々への神様からの裁きの言葉が書かれてい ます。邪悪な人々から、キリストへの信仰のために苦しみを受けている人にとっ ては、裁きが下るという言葉は甘く感じられます。しかし、その内容を人々に伝 えることを考えると心の中は苦しくなるのです。 口には甘く腹には苦いという表現は、旧約聖書の中でエゼキエル3:1〜に、神様 を裏切ったイスラエルへの裁きの言葉の中にあります。神様のみことばは私たち クリスチャンには励ましをもたらしますが、神様に反逆する人々への裁きを告げ なければならないので腹の中が苦くなるのです。 罪を犯し続けている人たちに、悔い改めて神様に立ち帰らなければならないと告 げるのは教会の使命です。神様に背き、神様に逆らっている人たちは岩に向かっ て拳で殴りかかっているようなものです。それは自虐行為ですから止めさせなけ ればなりません。 拳だけなら限度もありますが、人生丸ごと潰してしまっては話になりません。キ リストの福音は、神様に反逆している人にこそ必要なものなのです。私たち教会 は腹の中が苦かろうと甘かろうと、必ず迎えなければならない終末に備えて神様 の裁きがあることをしっかり語らなければならないのです。黙示録は私たちに宣 教の動機付けをしてくれます。 祝福を祈ります。