今日の聖句 10月23日(木) なぜ、あなたは神と言い争うのか。自分のことばに神がいちいち答えてくださら ないといって。神はある方法で語られ、また、ほかの方法で語られるが、人はそ れに気づかない。 ヨブ33:13-14 空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができない のですか。 マタイ16:3 ************************************* 今週のテーマ:信仰によって生きる きょうの聖書:2列王記5:8-14 列王記第二5章13節14節 ただ、彼はあなたに『身を洗って、きよくなりなさい。』と言っただけではありま せんか。」そこで、ナアマンは下って行き、神の人の言ったとおりに、ヨルダン 川に七たび身を浸した。すると彼のからだは元どおりになって、幼子のからだの ようになり、きよくなった。 「ナアマンの勇気」 ナアマンはイスラエルに敵対している隣国アラムの非常に有能な将軍です。彼の 体はツァラアト(重い皮膚病)に冒されていました。ナアマンの妻には一人の下女 がいました。この少女はイスラエルとアラムの戦争で勝ったアラムにイスラエル から略奪されてきたのです。少女は「もし、ご主人さまがサマリヤにいる預言者 のところに行かれたら、きっと、あの方がご主人さまのツァラアトを直してくだ さるでしょうに」と告げました。 ナアマンはアラム国王の許可を得、貢ぎ物を携えてイスラエルの首都であるサマ リヤに行きエリシヤ家の門に立ちました。エリシヤは使いの者に「ヨルダン川へ 行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、あなたのからだが元どおり になってきよくなります」とナアマンに言い渡しました。ナアマンはエリシヤが 直接手当てし、祈って癒してくれるものと思っていたのに、ただ、ヨルダン川に 身を洗え、ということだけだったので腹を立てて帰路についてしまったのです。 それで、ナアマンの部下たちは、「わが父よ。あの預言者が、もしも、むずかし いことをあなたに命じたとしたら、あなたはきっとそれをなさったのではありま せんか。ただ、彼はあなたに『身を洗って、きよくなりなさい』と言っただけで はありませんか」と説得したので、ナアマンは直ぐさま軍服を脱いで裸になり、 人々の目に皮膚病で冒された自分の体をさらしつつヨルダン川に身を浸したので す。ナアマンのからだは幼子のからだのようになり、きよくなりました。 教会に救いを求めて来る人に「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあ なたの家族も救われます」と私たちが言うと、なんだそれだけか、と言い残して 帰ってしまう人が多いのです。私たち既に信仰しているものでも、ただ、信じな さい、と言われると、その言葉には容易には従えないことがあります。キリスト を信じて、思い切ってやってみるということも時には大事なことなのかも知れま せん。信じて従うためには勇気が必要なのです。ナアマンは勇敢な将軍でした。 祝福を祈ります。