今日の聖句 10月11日(土) 主よ。あなたは貧しい者の願いを聞いてくださいました。 あなたは彼らの心を強くしてくださいます。耳を傾けて。 詩篇10:17 何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださると いうこと、これこそ神に対する私たちの確信です。 1ヨハネ5:14 ************************************* 今週のテーマ:思慮深くあれ きょうの聖書:ヤコブ1:19-21 ヤコブの手紙1章19節20節 愛する兄弟たち。あなたがたはそのことを知っているのです。しかし、だれでも 聞くには早く、語るにはおそく、怒るにはおそいようにしなさい。人の怒りは、 神の義を実現するものではありません。 「聞く人」 「聞くには早く、語るにはおそく」他の人の話をよく聞いて、自分の考えで他の 人を説得するようなことは控えなさいと教えられます。私たちはしばしば教えた がり人間になります。伝道する場合に、相手の気持ちを聞かずにみことばの説明 だけしても受け入れてもらえるとは限りません。 私たち人間には一般に、自分の気持ちを聞いてもらいたい、自分の立場を理解し てもらいたいという密かな願望があります。普段は話せないでいる事柄を誰かに 打ち明けて、じっくり聞いてもらえると心の重荷から解放されたような気持ちに なれます。 先日は、相手が投げたボールを自分が受け取る、という話を聞きました。言葉の キャチ・ボールです。バッターになって打ち返してしまってはいけないというこ とでした。聞きもせず、語りもせずに相手に向けて怒りを発してしまっては、人 を救いに導くなどということは到底おぼつかないということです。 今、街角で「聞き屋」という働きをしている人がいます。聖協団の牧師でも駅前 などで看板を立てて通行人から話を聞いている人がいます。しゃべる人はいくら でもいますが、聞き役になる人が足りないという今の社会なのかも知れません。 私のこのメールも読んでくださる方があればこそ長年続けられているのです。私 の気持ちを聞いてくださって、ありがとうございます。 祝福を祈ります。