今日の聖句7月21日(月) 苦難の日に、私は主を尋ね求め、夜には、たゆむことなく手を差し伸ばしたが、 私のたましいは慰めを拒んだ。 詩篇77:2 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。 マタイ5:4 ************************************* 今週のテーマ:旅のとき きょうの聖書:ルカ10:38-42 ルカの福音書10章41節42節 主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して 気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだ けです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはい けません。」 「必要なこと」 この記事も福音書の中でとても有名です。旅においても、人生においても「どう しても必要なことはわずかです。いや、一つだけです」というイエス様の教えで す。手の込んだご馳走は、どうしても必要なものではありません。絹で織られた 上等の着物も無くても困りません。私たちに欠かせないのはみことばです。 姉のマルタはイエス様にご馳走を造ることで余裕が無くなってしまいましたが、 妹のマリヤは接待よりもイエス様のみことばに耳を傾けることに時間を費やした のです。イエス様はマルタにご馳走は要らないよ、とは言われませんでしたが、 マリヤの信仰を奪ってはいけないと諭されたのです。 八王子市に明治44年生まれの、岡村健一という牧師がいました。この方はしば しばイスラエルに旅行しました。持って行くのは、B5サイズのノートが納まる ショルダーバックだけでした。鞄の中は、聖書、辞書、パスポート、財布とハン ケチだけでした。下着やワイシャツはホテルで洗濯して、翌朝はそれを着て出か けていました。本当に簡素な生活に徹した牧師でした。 私たちの人生は神の国への旅であると言えるでしょう。この一生に一度の旅を成 功させるためには、持ち物はなるべく少ない方がよいということです。いろいろ なことを心配することは、邪魔なだけです。経済に長けた人は、必要なものを必 要なだけ、という考えによって自分と家族の生活を営んでいるようです。無くて も困らない物のために気を遣うことは止めましょうか。 祝福を祈ります。