今日の聖句6月28日(土) わたしはわたしの群れを救い、彼らが二度とえじきとならないようにし、羊と羊 との間をさばく。 エゼキエル34:22 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。 ヨハネ10:10 ************************************* 今週のテーマ:神の恵みにより きょうの聖書:使徒9:17-21 使徒の働き9章17節18節 アナニヤは出かけて行って、その家にはいり、サウロの上に手を置いてこう言っ た。「兄弟サウロ。あなたが来る途中でお現われになった主イエスが、私を遣わ されました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」す るとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようにな った。 「サウロの救い」 この出来事が起こる直前、サウロは、ユダヤ教からの迫害を逃れてダマスコへ避 難するクリスチャンを馬で追いかけて逮捕し、エルサレムへ引き戻し、投獄しよ うとしていました。ダマスコ近くまで来たとき、突然、天からの強い光がサウロ を包み、落馬し、目は見えなくなってしまったのです。 強い光と共に「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」というキリストの 声を聞きました。同行者に手を取られてダマスコについてから三日目にキリスト から派遣されたダマスコ在住のアナニヤという弟子が現われてサウロのために祈 り、サウロは再び目が見えるようになったという話です。 サウロは弟子のステパノが投石を受けて殺された現場に立ち会っていた人で、教 会を迫害し、キリストを攻撃していた人物です。そのような人にキリストは特別 な光を授け、ご自分を現わし、救いを与えられました。サウロは普通の常識では キリストの愛には遠い存在だったと思われます。 しかし、「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」と教えていたキリ ストは、その言葉通り、サウロを救い、サウロを祝福して福音の使徒として用い ました。ここに神様の恵みの実例があるわけです。恵みとは、本来、受ける資格 のない者に神様の愛が注がれることなのです。私たちは一様に神様の恵みによっ て救われたのです。 祝福を祈ります。